外資の英語面接で相手との信頼関係を構築する方法としてミラーリングは有効。
面接では様々な角度からあなたを評価します。
信頼関係を構築できるとあなたに対する評価として、決してマイナスになることはありません。
短時間で信頼関係を構築する方法にミラーリングがあります。
この記事では、外資の英語面接で有効な面接技術のなかで重要なミラーリングについて解説します。
ミラーリングとは
ミラーリングとは会話する相手との距離を心理的に縮めることを狙いとした会話技術のひとつ。
距離を縮めることで、信頼関係や親近感などを短時間で構築します。
特に、面接や交渉の場面での関係構築のスキルとしては有効であるとされています。
似たもの同士・類は友を呼ぶは結果です。
これらのことわざは主に既にある、考え方や行動などに着目して関係性を表現しています。
ミラーリングはこの結果に至るための技術。
相手の警戒心を解き信頼関係を構築するために、意図的に、仕草・動作、或いは、使用する「ことば」などを真似ることで、相手の心を徐々に開かせ、関係をより近づける技術です。
ミラーリングの例
身近な例としてはお店での客と店員の会話が良い例ー
【会話形式A】
ご注文をお伺い致します。
たっぷり海の幸のブイヤベース、サーモンとアボガドのペペロンチーノ、ピッコロイタリアンサラダとカプレーゼ。
はい、承知致しました。。。
。。。?
いまのヒト、全部覚えられたの? 不安。。。
【会話形式B】
ご注文をお伺い致します。
たっぷり海の幸のブイヤベース、サーモンとアボガドのペペロンチーノ、ピッコロイタリアンサラダとカプレーゼ。
たっぷり海の幸のブイヤベース、サーモンとアボガドのペペロンチーノ、ピッコロイタリアンサラダとカプレーゼですね。
他にご注文はございませんでしょうか?
それでお願いします。
普段慣れている会話形式はBの方だと思います。
お分かりのように、安心感は違います。
繰り返すことで、客側は注文した内容が正確に伝わっていることを認識して、これが安心につながります。
これも、一種のミラーリングです。
面接では、この安心感を積み重ねることで信頼が形成され両者の距離を縮めていきます。
すなわち、小さな安心の積み重ねが重要。
これがないと、面接のような短い時間内で信頼関係を構築するのは困難。
ミラーリングの前の下準備?
距離の縮め方とポイントは3つ。
姿勢
声のトーン
はなすスピード
この3つは外資の英語面接でも重要。
面接官はその会社に勤務していて、その企業の文化と同質性が既にあるヒトです。
その面接官とあなたに親和性があることに気づいてもらう必要があります。
例えば、広尾のフレンチでホールスタッフとして仕事をしたいのなら、そのお店の雰囲気とあなたの言葉遣いを含めた雰囲気が同質である必要があります。
下町のお好み焼き屋の店員の言葉遣いのままでは採用されません。
外資の英語面接での使い方
面接なので、立場は明確に別れます。
質問者と回答者です。
このとき、場面は質問の場面と説明の場面の2種類を念頭に準備をします。
面接官が質問をするときー
【悪い例】
アンケートに答えているようなものです。
面接官は意図して質問をしています。
なぜ、その本を選んだのか?
その本からなにを学べたのか、心に響いたのか?
つまり、回答された内容についての追加質問をする必要があります。
逆にー
What・good・books・have・you・read・lately 単語7個
have・read・books 単語3個を繰り返す
面接官の質問文の単語を2〜3個回答する際の文頭で再度使用する。
コツは質問と回答をつなげて連続性をもたらす。
必ず、面接官が使用した言葉を回答する冒頭で繰り返すと効果的。
外資の英語面接は会話形式にして回答
ミラーリングは質問と回答の文頭をつなげることで、双方の信頼関係と安心を構築していきます。
ここで、もうひとつ、質問と回答を会話形式に移行させることでさらに、両者の関係を緊密にしていく工夫を施します。
それは、回答文末に面接官に“Yes” と言わせる確認質問を挿入すること。
I have been … .
Reviewing your Job Description, I understand you’re searching for an individual who has …. skills sets with a reliable track records.
Am I correct ?
外資の英語面接では違いの信頼関係を短時間で構築できればマイナスにはならない。
そのためのは、質問に対する回答でシークエンスを終了させるのではなくて、質問を回答文末に挿入しながら会話形式に移行させていく。
冒頭のミラーリングの繰り返し文と合わせて使用するのがポイント。
こうすることで、
会話のオーナーシップを(Candidateである)あなたが握りながら会話を進めていくことができます。
もちろん、面接中、目一杯オーナーシップを握るのはNGです。
こまめにキャッチ&リリースをしながら進めていくことがキモ。
つまり、面接官があなたに質問→回答する冒頭ミラーリング→回答文末に確認質問などを含めながら会話形式に移行→オーナーシップを一時的に握る→手放す
この繰り返しです。
ミラーリングの注意点
ミラーリングはすべての質問に対して使用することはマイナスです。
なかには、使用に不向きな質問もあります。
例えば、
このように無理して使うと墓穴を掘ることになります。
意識せずに自然の範囲でミラーリングを使用すること。
また、相手のクセや仕草まで面接中に真似るのもNGです。
なんどもいうように、自然な範囲での使用をオススメします。
ミラーリング自体を強調しません。
場合によっては、面接官との間で意見の相違やネガティブなモーションが見て取れることもあります。
そういうときは、無理にミラーリングすると逆効果です。
外資転職PONGのまとめ
外資の英語面接ではリサーチがキモ。
対象企業、対象業界、対象ポジションなどリサーチ範囲は広い。
せっかく時間をかけてリサーチしても、いざ面接で相手と信頼関係が構築できないと結果も引き寄せられません。
面接技術も結果を引き寄せる重要なスキルになってきています。
もちろん、演じる必要は全くありません。
ですが、嫌われることを敢えてする必要もないように、相手との距離を縮められることができればそれに越したことはありません。
ぜひ、ミラーリングを活用して距離を縮める努力を試してみてください。
きっと、イイ結果を引き寄せられますよ!
Stephen Pong
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