外資の英語面接で採用担当者が落とす代表的な理由は4つ。
- ハードスキルの信頼性と再現性
- 情熱や積極性の欠如
- 準備不足
- ケメストリーの相違
これらの理由さえ、わかれば面接準備はできるはず。
あなたが常に意識すべきことは、
対象企業の抱える課題・問題を解決できるのはあなたしかいない。
ベストソリューションがあなたであるという意識を持って、
リサーチや準備を行い、わかりやすく、簡潔に伝える。
面接官があなたを落とすのはあなたがベストソリューションだと感じないから。
目次
外資の面接で落とされる代表的な理由
少なくとも、面接に進んでいるということは、レジュメ記載のあなたのハードスキルについては一定の合格要件を得たということ。
それでも、結果が引き寄せられないのは、あなたに欠けているものがあるから。
面接官が必ず確認することは4つ
レジュメに記載されたハードスキルの真贋・信頼性・再現性の確認
- あなたが、レジュメに記載したハードスキルが本当に信頼できるものかどうか。
- 採用した際に、以前の会社で発揮していた結果以上の実績を新しい会社でも発揮してもらえるのかどうか?
あなたのやる気度
- ただ、オファーが欲しいために、いい子ぶっているんじゃないの?
- 問題が発生したら、自身で解決の道筋を付けられるのかどうか?
コミュニケーションなどのプレゼンテーション力
- 準備した面接回答では相手には伝わらなかった?
- 面接官に伝わらなければ、チーム合流後のコミュニケーションも当然不安。
企業・部署・チーム・マネージャーとのChemistry
- チームのなかでやっていけるのか?
- “Corporate Culture に Fit” しているのかどうか?
① ハードスキルの真贋・信頼性・再現性の伝え方
原因は準備とプレゼンテーションが不十分だったことが主因。
だから、彼らの心に響かず、印象にも残らない。
最適なエピソードを準備して簡潔に面接官に伝える。
あなたの最初の仕事はハードスキルの信頼性を目の前の面接官に伝えること。
これができないと、あなたのハードスキルについて懐疑的になるどころ、聞くだけ時間の無駄と感じられてしまう。
採用したあなたがどのような価値(“Value”)をチームや部署にもたらしてくれるのか?
面接官が知りたいことはこの点。
どのようにして、彼らの抱える問題課題を克服してくれるのか。
あなたが、オンリーソリューションだと伝えること。
この点をクリアができないとつぎのステップには絶対つながらない。
このとき、注意することは、実績数値の大小で面接官を説得しようとしないこと。
大きい数字だと、逆に当社に来てもらっても本当に再現できるのか?
小さい数字だと、社内の別な人間にさせてもできる!
このように、思われてしまいます。
重要なポイントは、実績数値そのものではなくて、その実績に至る過程でどのような学びがあったのか?
その学びはあなたのコア・バリュー(価値基準)にどのような影響をもたらしたのか?
この点こそ、あなたと他の候補者を区別できるポイント。
② 情熱の伝え方
本当にその仕事が欲しいのか?やりたいのか?なにかインパクトを与えられるのか?
自分こそが、最適なソリューションなのか?
面接官は条件に見合う候補者より、やる気のある候補者を残します。
条件がクリアされているのなら、一緒に働いて楽しい、自分もやる気をもらえる、そういうヒトを好む傾向があります。
情熱を伝えるにはあなたが応募に際してどのくらい、汗をかいたか示すことが手取り早い。
事前に十分に練られた設計書に書いてあることではない。
そのために、やるべきことは徹底したリサーチ。
そのなかに、必ず疑問がでてくるハズ。
その疑問を質問として聞く。
ちょっと、調べれば分かるような質問ではなく、徹底的に奥深くまでリサーチする。
対象企業の商品・サービスのレビューをリサーチしていく。
ソフトウェア系のユーザレビューであれば、G2がオススメ。
その他の企業・産業のレビューであれば、Capterraがオススメ。
Capterra: https://www.capterra.com/
どれだけ、その仕事をやりたいのか、そこの会社で働きたいのか?
純粋な情熱とリサーチ深度は比例する。
「とりあえず、オファーが1社欲しい」では、遠のくばかり。
③ プレゼンテーション力は準備と練習で克服可能
準備と練習がすべて。
定番の質問は必ず聞かれます。
ですが、それを見越して、面接官は意図をずらす質問をします。
その意図のずらしにあなたが気づけばいいのですが、用意した回答をそのまま棒読みしてもNG。
意図のずらしに合わせて瞬時にカスタマイズすることが求められる。
面接官は目の前にいるあなたがどのようなヒトなのかわからないから質問をします。
見た目や服装に影響されるのは、あなたを知らないから。
だから、見た目で判断してしまう。
相手に伝わるコミュニケーション力。
あなた自身を売り込むためのプレゼンテーション力。
質問の意図を理解して簡潔に結論ファースト、理由セカンドで伝える。
④ 会社・部署・チームとのケメストリーの合わせ方
スキルなど諸条件はグッドフィットでも波長が合わなければお互いにとって不幸せ。
男女の恋愛にも通じる波長・ケメストリー。
直感的にお互いわかるときもあります。
やるべき対策はー
対象企業のミッションステートメントの確認
対象企業のサイトのトーン&マナーの確認
SNSなどでの情報発信の言葉遣いなどの確認
確認した内容からどのようなコーポレート・カルチャーなのか自問自答。
まずは、そこにあなた自身合わせて行きましょう!
面接中にできることもあります。
行うことは、ミラーリング。
相手の使うことばをあなたも同じように使ってみる。
面接で意識するといいこと
面接官には必ず基準となるベンチマークがあります。
それは、今回あなたが応募しているポジションの前任者。
つまり、あなたの最初の競合相手はこの辞任した前任者以上のプレゼンスを面接官に見せる必要がある。
そのためには逆質問を効果的にすることが重要。
前任者がどのようなヒトだったのか?
あなたが、このポジションについた場合の最初の3ヶ月でどのような実績や成果を期待するのか?
こういった点の情報を収集しながら、面接の対応構成を随時アプデしていくことをオススメします。
外資転職PONGのまとめ
外資の英語面接で落ちる代表的な理由は4つ。
分かっていれば、対策はもうできるはず。
今からでもすぐに実践できることばかり。
ぜひ、参考にして結果を引き寄せてもらえたら嬉しいです!
Stephen Pong
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