キャリアアップのための転職を検討しているあなた。ひとことー
外資を避けたキャリアアップはありません
それでも、悩んでいるのはきっと外資に対する誤った思い込みや誤解からじゃないですか?
逆に日本の会社への転職だったら、その不安はなくなりますか?
もし、そうなら、英語のスキルに基づく不安が原因かもしれません。外人とうまくやっていけるのか?実力主義についていけるのか?などが理由。
外資に転職する際の不安の原因や理由は主に4つに集約されると外資専門の転職エージェントが教えてくれました。
(1)英語のスキル
(2)外資特有の実力主義への対応性
(3)外人との人間関係構築
(4)自身のスキル
実は、ほとんどの人は不安心理から過大にネガティブ想像してしまって、不安を増長させている人が多いです。
この記事では不安の原因や理由をひとつひとつ解説して想像していることとのギャップを埋めていきます。
僕は、大学在学中に日本で数社しかないヘッドハンターの会社でバイトしてました。80年時代の初頭、日本に進出した当時のソロモンブラザーズの東京支店債権部を作った会社です。
僕自身も大学を卒業後新卒でモルガン・スタンレー証券のニューヨークに就職。この記事には私が投資銀行のニューヨーク本社・東京支社、外資のIT企業・大手広告代理店などへの出向。通算30年ほど実務経験から見えてきた、外資に転職して成功するヒト失敗するヒトとその原因について解説したいと思います。
成功する人の多くは確かにナイスガイが多いです。逆に失敗する人はプライドの高い人。でも、これは一般論です。
要は日本の会社の人気者は世界中どこに行っても人気者です。ご自身が人気者ではなくて、プライドが高いと思えば、外資への転職は諦めた方がいいのか? そう人は独身なら趣味を全面に出す人付き合いをすればいいです。もし、結婚されていて、ご家族がいらっしゃるのであれば家族ぐるみのお付き合いをすることをおすすめします。
この記事では(1)外資で生きるということの意味(2)あなたはどんなタイプ(3)日本国内の外資の実情(4)英語のスキルはどの程度必要なのか。(5)外資の実力主義はどこまで本当なのか。(6)外人スタッフとの人間関係構築の方法。(7)自身に必要な英語以外のスキルにはどんなものがあるのか。ほかに転職してみて生き延びて行くスキルにはどんなスキルが求められるのか?実際転職するときの英文履歴書の書き方は?面接ではどんなことが聞かれるのか?その裏の意図は?などについて解説していきます。
目次
キャリアアップ転職 外資で生きるということ
外資に限らず、生きていくということ=飯を喰っていくこと=”稼ぎ続け”なくてはいけないということです。この場合、”貪欲さ”が重要です。
あなたが、外資に求めることが「お金」以外であれば、一度立ち止まって考え直した方がいいかも。仕事のやりがい、そこの会社のサービスや製品などの絶対的な優位性に自分も身を置きたい。などであれば、正直転職しても楽しさは一時的だと思います。
このような場合は、「ホップ→ステップ→ジャンプ」の、どの位置に今回の外資への転職を位置づけるのか考えた方がいいと思います。
転職先の外資で学んだことをその次の転職先で活かすという考え方を持って、今回の転職に臨んだ方が賢明です。
タイプ別キャリアアップ
この世には二種類の人間しかいません。「リーダ」か「フォロワー」とです。
あなたはどちらですか?
リーダータイプで ”Go Getter(ひとりでアマゾンでサバイバルできるようなひと)”であれば、ぜひ、チャレンジすることをオススメします。
ですが、フォロワータイプであれば、一度、考えた方がいいですね。
個人での転職は、大変です。もちろん、若いあなたは新しい環境への適応力もあるでしょう。ですので環境にも慣れますが、すぐに現実の壁に直面します。そこで、上手に生き延びていく「術」を性格的に持ち合わせていればいいです。リーダタイプなら乗り越えられるでしょう。
しかし、フォロワータイプならはなしは別です。この場合、オススメはチーム転職です。仲間と一緒に外資に転職することをオススメします。チーム転職を実現させるまでのハードルはあります。
元いた会社が一度に多くのスタッフとりわけ、ひとつの部署が抜けるので、相当ダメージは大きいので、引き止めも相当あるでしょう。転職先企業にとっては、コスト負担が大きいので交渉締結に時間を要する可能性はあります。
メリット
- 給与や福利厚生は既存スタッフと大きく相違
- 職場環境への順応の心配は限定的
- 仕事を一から覚える必要は最小限
デメリット
- 規定期間内に契約した成果が上がらなければチームごとリストラ
- ひとりでも欠けると補充スタッフが着任するまでパフォーマンスが不安定
- 既存部署との連携
ここで、チーム転職のポイントはそのチームヘッドが外国人であれば非常に有利です。交渉はこの外国人がチームを代表して行うので、(面接は当然個々人で行います)交渉に長けています。日本人が交渉する以上に外国人に交渉させて方がより良い条件を間違いなく引き出します。
また、大きな経済的な負担を受け入れ側の企業が行うので、当然本社の人事担当者も関わります。
すると、ここで、チームヘッドとアメリカ本社のキーパーソンとの接点ができ、転職後、様々な面に於いて転職先の日本国内のスタッフより政治的に優位に立てます。
もし、初めての外資転職であれば、先ほどの「ホップ→ステップ→ジャンプ」の「ステップ」に今回の転職を位置づけて、チームヘッドになる外国人スタッフとの出会い探しを転職目的にするといいと思います。ただし、これは、一種の縁のようなものなので、チームヘッドになりうる外国人と出会えるかどうかは、ある意味、ギャンブル転職かもしれません。
外資の転職 日本国内の外資の実情
日本に進出している外資の役割としては、アジア統括としての位置付けで進出しているところが多い。
当然、より市場の大きい中国支店や税制の観点からシンガポールなどをアジア統括の拠点として位置付ける外資系企業もあると思います。ここでは、日本に進出している外資系企業を対象に解説したいと思います。
まず、上司や同僚が外人というだけで、外資といっても、中身は日本企業とあまり変わりません。
ただ、会議やメールなどは必ず英語というだけの外資もあれば、日頃から上司や同僚との英語による会話が必要な外資もあるようです。
つまり、日本国内の外資系企業は概ね、日本企業。ファーストネームで呼び合う習慣や各種のホームパーティなどはあるものの、目上・目下間は日本文化の上下関係は明確に存在します。英語でコミュニケーションしない限り、日本語で会話すると当然敬語を使います。つまり、日本文化を引きずります。
そのくせ、この目上の日本人はその上の外人には英語で喋って対等関係な文化を求めます。
あなたが、どのポジションに就くかにもよりますが、往々にして外資とはいっても、ほぼ間違いなく、日本企業と変わらないでしょう。
日本人上司と外人上司別の付き合い方
日本人が直属の上司になるケースが多いのが外資。この場合、日本人文化が積極的に必要になる。上下関係や敬語などの類。正直面倒。
直属の日本人上司の上の外人上司は非常にfrank・friendly・good guyな場合が多いです。こいつとは仲良くなりたいので、この外人上司には日本人上司以上に積極的にプライベートや家族ぐるみの付き合いをすることをオススメ。
ただし、注意が必要。直属の日本人上司を飛び超える付き合いになるのであからさまなBridging は後々日本人上司からいじめられる口実になりがち。
こういう時は表向き、外人上司とは趣味などで繋がるようにするといい。そうすると、案外、直属の日本人上司も諦めますよ。
諦めたら、こっちのもの! どんどん、積極的にその外人上司と仲良くなり、本社のキーパーソンを紹介してもらうようにしなさい。そうすると、あなたの外資内のポジショニングがより強固になっていく。
ただ、この外人上司がこけたら、あなたもこける可能性は非常に大きいことだけお含みおきください。
外資の英語 本業ができれば不要!
英語のスキルはポジションにより異なります。外人に直接付く秘書職であれば、「絶対」になります。それ以外のポジションはケースバイケースで異なります。むしろ、英語スキルは必要ない場合もあります。
個人的には、英語のスキルはないよりあった方がいいですが、MUSTではないと思います。ですが、自信がなくても大丈夫です。それ以上にカバーできるアセットがあれば切り評価されますよ。
例えば営業職であれば、太客との強い関係を新会社にも連れてきて維持できる。豊富な商品知識をすでに持っていて日本語で説明できるなどの職務上のスキル成熟しているのであれば下手な英語でも全く問題ないです。
ですが、念のため、確認してみましょう。以下を聞いて何についての解説しているのか説明できますでしょうか?
英語力(リスニング)の簡単チェック
参考までに、以下のような記事もありますので一度確認してみましょう。
会社での日常会話などはあまり神経質になる必要はないと思います。ある程度何を言っているのかがわかればいい程度。また、必ず、帰国子女の方もいますので、あとでそのような方に確認してもいいと思います。人間関係をうまく活用して切り抜けていけばいいです。
本業に必要なスキルが十分あれば通用します!むしろこちらの方を優先する外資も多いです。
外資の実力主義について
外資は基本実力主義です。ただ、外部からみるとこの実力主義に対して誤解している方も多いです。
外資に転職する際には当然面接を何度か行い、最終的に採用が決まります。このプロセスで会社側は候補者からのアウトプットがどの程度見込めるのか期待できるのかを確認します。そのアウトプットに応じた給与を査定して最終的にオファーレターへとつながります。
ここで、あまりにも、Greedyになってふっけたとしたら、つまり、実現できそうにないアウトプットを約束して、一年後未達で終わった場合は解雇の対象と当然なります。(もちろん、入社時の契約期間の縛りがある場合はそれに応じます。)
ですが、そのふっかけ数字が平均的(リーズナブル)な数字であれば、むしろ、その候補者の企業や部署への貢献成長が期待できるのであれば、評価点方式に基づいて解雇を免れる公算が大きいです。
わかりやすく言えば、加点主義で社員を評価するのか減点主義で評価するのかの違いです。
企業はその年の利益目標の数値を年初に社員と共有します。3Qになると、着地の有無を予想しはじめます。この時、先ほどの前者の社員の場合は、早めに解雇予備軍に含まれます。
つまり、減点主義に立っての評価。逆に後者の社員の場合は加点主義で評価する傾向が大きいです。
実力主義とはあくまでも双方で共有している基準となる数値があり、その基準との比較で会計年度が終わる頃に達しているのかどうかを双方で評価確認します。結果に基づいた議論を双方で行うというのが外資の実力主義の実情です。
ただし、これは、個人を基本とした話です。例えば、その部署の総合的な数値が未達の場合、本社の判断で部署そのものを閉鎖、或いは、撤退という判断もあります。この場合でも、前者の社員はアウトになる可能性は非常に高いですが、後者の場合は別な部署への移動が社内的には検討されることが多いです。
外資への転職はムリでもおすすめ【チームで転職】
いろいろと、外資への転職の実情や生き抜き方について解説してきました。ここで、改めて、ご自身が「やっぱり、それでも、自分には外資は向いていない」と思う方に、最後にひとつ提案があります。それは、チーム転職という方法です。チームごと、外資に転職するいう方法もあることだけ心の片隅の置いてみてください。
あなた自身の強みに気づいてますか
転職以前にまず、あなた自身の強みについて確認することをおすすめします。知っているようで実は気づいていらっしゃらない方が多い印象です。気づいていても、主観的にそう思っている場合が多いですね。いちど、客観的に評価して見るのもいいかも知れません。
ご存じない方のために、私が一押しでおすすめする書籍をご紹介しておきます。オンラインで20分後の質問に答えるだけで、客観的にあなたの強みを分析します。書籍に添付してあるIDとPWを使ってオンラインで評価。
外資転職 準備するもの
転職をする気持ちが固まったら、準備をしましょう!転職エージェントにコンタクトする前にまずは、ご自身の履歴書と面接でなにを聞かれるのか、浅く広く情報収集することをオススメします。理由は、あなた自身を深堀をすることで、気づかなかったあなたを見つけるためです。
英文履歴書を下書きしてスキルを棚卸してみよう
英文履歴書も日本語の履歴書も基本的にはあなた自身についての濃縮されたエッセンスを事実に基づいて書き込んでいきます。エージェントに会う前にこの下書きをすることは効果的です。
理由は、転職の理由の再整理・あなた自身の強みの棚卸し・弱みの再確認。これらの作業を事前にある程度行ってから転職エージェントに会うことをお勧めします。事前準備がないと、エージェントの質問にも回答はしどろもどろになります。エージェントには常時新着情報が舞い込みます。タイミングを逃さないためにも、事前の準備はお勧めします。
転職エージェントやコンサルタントによって、転職先の企業との関係は大きく違います。二、三社話を聞いてグリップ感を確認するといいでしょう。
確認ポイントは、ポジションをどれだけ認知していて用意できているか。
関係が希薄な場合は、空きのポジションは一つだけ紹介するでしょう。グリップきつ目なら、空きのポジション以外の潜在的なポジションの話もできるはずです。
例えば、いつ頃、このようなポジショニ空きが出る可能性がある・・・など。
具体的な案件の紹介へと進むようでしたら、面接の準備をしましょう。
外資の面接では何を聞かれるの?
外資系金融の転職面接はいくつかのステップに分かれますが、おおむねチェックポイントは二つに集約されます。
- あなたがチームに加わることでどの程度のインパクトが期待できるのか
- Chemistryが合うかどうか
この二点です。この二点を何人かで確認していきます。数値化して、ベストな候補者を選びます。この時、英語を重視する会社としない会社があるので、その点に関しては、エージェントに確認するのがベストです。
転職先の会社を紹介するタイミングで面接の練習だけは入念に行った方がいいですよ。
ちなみに、僕の私見ですが、対象会社の想定Q&Aリストの長さとグリップの関係と正比例します。
このあたり、アドバイスを求めてみるとわかります。リストが出来上がったら、オンライン英会話などのサービスを利用して実践を何度もやった方がいいですね。
面接の質問も上記の二点に沿って行われます。この点以外には当然のことながら、あなた自身の強みや弱みといった基本的な質問もされます。
まとめ:外資転職のPONG
人間関係が理由の転職はNG
英語のスキルはポジションにより異なる
外資で生き抜いていくには性格が重要→NICE GUY
家族のいる方なら、家族ぐるみで付き合うオープンさがあれば、最高!
転職は必ずしもひとりでするものではない チームで転職の手もあります
英文履歴書は転職エージェントに会う前に下書きはしておいたほうがベター
面接で確認するチェックポイントはふたつ インパクトとChemistry
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