外資の英語面接に臨む上で必須の準備があります。
それは、あなた自身のコア・バリューの設定。
コア・バリューはあなたの判断、行動、言動、そして信念の基準となるもの。
将来シニアなポジションを目指すヒトはコア・バリューを設定していないと採用は厳しくなります。
あなたの、英語面接での回答に迫力も説得力もなくなる。
コア・バリューは、いずれ、あなたの将来の、“哲学やPhilosophy” となります。
採用企業はコア・バリューから成熟化するあなたの“哲学やPhilosophy” を確認して採用するかどうかを決めます。
採用したシニア・マネージャーのあなたをみて若いジュニア・スタッフは成長していく。
“哲学やPhilosophy” が脆弱だとジュニア・スタッフは成長しない。
だから、“哲学やPhilosophy” は重要。
その、“哲学やPhilosophy” の基本要素となる、コア・バリューはさらに重要度が増す。
この記事では、3つのステップでコア・バリューの設定の仕方を解説します。
これから、外資に転職するヒトも、既に外資で働いているヒトも、この3つのステップでコア・バリューの設定を行なって採用を引き寄せてください。
目次
コア・バリューって、そもそも、なに?
コア・バリューの解説書では、企業の重要な価値観でミッションやビジョンの核になる概念と説明していることが多いです。
日本では、まだまだ、コア・バリューを企業の必須要件として把握しています。
それ自体誤りではありませんが、欧米では違います。
個人にもコア・バリューは求められます。
あなたの、考え方や言動、そして判断の基準となる価値観はいずれあなたの哲学やPhilosophy の基礎となります。
この哲学やPhilosophy が将来、あなたに求められてくるようになります。
コア・バリューの類例
コア・バリューはことばです。
コア・バリューの例
Dependability | Loyalty | Consistency | Generosity |
Reliability | Ambition | Honesty | Innovation |
Commitment | Open-mindedness | Efficiency | Creativity |
Thankfulness | Compassion | Positivity | Optimism |
Passion | Kindness | Respect | Courage |
Family | Perseverance | Professionalism |
ここに、例示したコア・バリューの単語はごく一部です。
このような、単語を設定することからはじめます。
コア・バリューの設定 ステップ1:ワード・サーチから
コア・バリューはワード・サーチから始め、手順は以下のとおり。
(1)あなたの過去の経験で学んだことの内容からワードサーチを行います。
いくつか、書き出して学びの内容から連想される単語をいくつか(ひとつでも複数でも可)選びます。
(2)あなたが、まわりからどう思われたいのか? または、どう見られたいのか?
あなたの周りの家族・友人・同僚からのアドバイスのなかにヒントがあります。
そのなかから単語を選びます。
(3)あなた自身が大切にしている、ことばや思い・考え方などをそのまま単語にして選びます。
コア・バリューの設定 ステップ2:フレーム化
ワード・サーチはただ単にことば選びをするのではなくて、フレームのなかでことば選びを行います。
フレーム:A
- 対社会
- 対家族
- 対家族以外のヒト
- 対行動
- 対お金
5つのフレームのなかで先ほどの手順にそってことば選びを行います。
実は、この5つのフレームは外資の転職になると変わります。
フレーム:B
- 対社会 → 対企業
- 対家族 → 対ステークホルダー
- 対家族以外のヒト → 同僚・部下・上司 → リーダーシップ
- 対行動 → ビジネスの仕方 → 行動規範・倫理 → Ethics
- 対お金 → 企業の売上・利益
このように、変わってきます。
コア・バリューの設定では、転職時のフレーム:Bにそってことばを選びます。
コア・バリューの設定 ステップ3:ステートメント化
例えば、学生時代のスポーツを通じて学んだヒトであれば、“体育会系” ということばを想像します。
外資の転職の際には、“Empowerment” という言葉に変えてコア・バリューの設定を行います。
ですが、このことばだけでは意味をなさないので、このことばを文にする必要があります。
手順はー
ワード・サーチしたことば + どうしたいのか?
ワード・サーチしたことば + どうなりたいのか?
ワード・サーチしたことば + なにを実現したいのか?
疑問文を作成して、その回答文を作成します。
この回答文があなたのコア・バリューのステートメントになります。
例えば、
“Empowerment” + どうしたいのか?
“Empowerment” + どうなりたいのか?
“Empowerment” + なにを実現したいのか?
この疑問文に対する回答文としてー
Empower and Drive Change.
Pursue Growth and Learning through Empowerment.
などのような回答文が作成できたとしたら、これが、あなたの
コア・バリューのバリュー・ステートメントになります。
この、バリュー・ステートメントが重要。
上司とうまくいかないのはコア・バリューの不一致が原因
上司とうまくいかない理由は、性格的な部分もありますが、大体がこのコア・バリューのミスマッチが原因。
上司のコア・バリューとあなたのコア・バリューが不一致。
ときには、上司自身、コア・バリューを設定していない場合もあります。
ここで、重要なことは、不一致の場合の対処法。
まず、あなたが勤務している企業のコア・バリューを確認します。
明示されていなければ、ミッション・ステートメントなどから推測することも可能です。
企業のコア・バリューと上司のコア・バリューが一致している場合ー
(1)単純にあなたがアドオンする。
アドオンしたくなければー
(2)転職する。
いずれかです。
上司自身コアバリューを設定していなければー
(3)出し抜いて、あなたが上司を監督する立場になればいいです。
ですので、これから外資系企業に転職する際には、企業のコア・バリューを確認して、あなたのコア・バリューとの違いを事前に認識しておくことをオススメします。
外資転職PONGのまとめ
日本人にはなじみの少ない、コア・バリューですが、外資では必須の要件。
いますぐ、できるので、是非、コア・バリューを設定して、バリュー・ステートメント化してください。
あなたが、近い将来シニア・ポジションに転職する際、或いは、エグゼクティブ・ポジションに応募する際には、このコア・バリュがなければ、あなたの哲学もPhilosophyもない状態になります。
そんな、“Candidate” を外資は採用しません。
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