キャリアアップ転職をする場合の失敗しない判断基準はズバリのJob Descriptionを正しく読むこと!
意外にこれができていない応募者が多いです。
キャリアップのための外資転職では、まず最初に転職エージェントなどから、対象企業の “Job Description” を見せてもらい判断。多くの、Candidate は “Job Description” の読み込んできていません。外資転職では英語面接は必須。自己紹介や応募の動機を話す際には、”Job Description” を読み込んでいるかどうかがはっきりします。ここで、合否がつくこともあります。
わたしが実際にリーマン・ブラザーズやメリルリンチに勤務していた当時、”Job Description” を作成したり、面接官として、Candidateと面接したりした経験をこの記事で解説していきます。
今回の記事では外資への転職で最初にみる “Job Description” を事前にどのように読み準備をすれば思うような結果を引き寄せられるのかを解説していきます。YouTubeでも合わせて解説しています。
目次
キャリアアップ転職で失敗しないために:Job Description の作成手順を解説
外資への転職で最初にみる “Job Description” の作成手順は会社によって、少し違うかもしれませんが、概ね図の通りです。手を動かすのは人事部です。
(1)現場の同僚となる人から今回のポジションで求められるスキルをヒアリング。このとき、現場担当者は主に、Hard Skill(ハードスキル)の話をしがちです。Soft Skill(ソフトスキル)についても多少は話しますが、やはり、圧倒的にハードスキルの話が多いです。そこを埋めるのが、人事部の担当者となります。
(2)内容を現場部署のマネージャーなどにも確認してもらいます。
(3)ソフトスキルの部分を人事部が追記。
(4)出来上がった素案を現場部署を統括するManaging Directorに確認。
(5)人事部で最終的き確認。
(6)内部あるいは外部のリーガルにチェック。言葉の表現や面積事項などの法的担保箇所を追記して、公開されます。
全体的な流れはこのようになっています。フローチャートからもわかるように、現場の要求はハードスキルで人事部の追記箇所がソフトスキルであると認識ください。
失敗しない転職のためのJob Description の構造理解
Job Descriptionに記載される内容は図の1-8の各項目。
なかでも、重要な項目が次の3箇所です。
- Objectives
- Responsibilities
- Required Experience
Job Descriptionによっては、表現が多少違うかもしれませんが、概ねこの内容です。
Job Title は一番目につく情報かと思います。注意することは、名称が同じでも業界や業種により、権限レベルが異なる場合があります。見極め方は、Resposibilitiesの内容などと合わせて確認。もし、転職エージェントなどを利用しているのであれば、担当のエージェントに確認することが確実です。
Objectives は、今回、募集するポジションの要約のようなものです。企業側が求める内容を要約しています。
Responsibilities は、Objectives を受けて、今回募集するポジションの詳細な業務内容を記載。フローチャートで解説しましたように、現場が求めるハード・スキルを中心に記載されます。
転職エージェント経由でJob Descriptionを見る場合は別として、ネットで検索して見つけたら、まず、そこがブラック外資かどうかを見極める必要があります。
ブラック外資の見極め方
ポジションのタイトル、業務の目的、責任範囲や給与のバランスを見ます。業務内容と対価がバランスしているかどうか。ノルマなどが課せられているかどうかなどです。ただ、エージェント経由であれば、そこがスクリーニングをしているので、問題ないと思います。
つぎに、具体的な解読について解説します。
キャリアアップのためのJob Description の解読方法
Job Descripition にはさまざまな情報が記載されています。ここで、重要なのことは、
要求されているスキルには優先順位がある
ということです。
基本的には、上から重要な要素が記載されています。逆に、下の方に記載のある情報は、MUSTではなくて、あればBETTERだと思っていいでしょう。また、経験年数などの記載がある場合でご自身の経験が満たない場合でも応募して構わないです。ただし、未達の部分を補えるだけの何かを説明できないといけません。 ここで、注目する必要があるのが、スキルです。このスキルKWを優先順位の高い項目から抽出します。
抽出した、スキルKWを Hard Skill(ハードスキル)とSoft Skill(ソフトスキル)に区分けします。あなたが、持ち合わせている、ハードスキルとここで照合してください。リストアップした、抽出済みのKWの優先順位の高い要素から3-5個照合できて、なおかつ、今までの経歴で実績をあげている証が説明できるのであれば、すごくいいです。履歴書や面接でハードスキルを強調するといいですよ。ただし、ソフトスキルがなくてもいいかというとそうではないので、ソフトスキルにも最低限配慮するようにします。
特に、これから求められるスキルで非常に重要視されるものに、Social Media Marketing(ソーシャルマーケティング)などです。この辺りを含められるのであれば、募集している企業の風土にもよりますが、強調することはプラスにもありです。
Job Description を読んでもキーワードがわからない
Job Description を読んでも、キーワードがわからないというカタはウェブツールを使いながら確認する方法もあります。
広く使われている、TagCrowdという無料のウェブツールもありますので、ツールを使って確認するという方法もあります。
失敗しない外資転職の応募の判断基準
応募の判断基準は5項目。
- 自分が成長できるかどうか
- 情熱を絶やさず持ち続けることができるかどうか
- 転職の対価が条件面で納得がいくかどうか
- スキルを持ち合わせているかどうか
- 働くであろう仲間とのchemsitryがあいそうかどうか
これらの、要件を見直してGo / No Go を判断します。
外資転職PONGのまとめ
外資の転職で必ず最初に見る “Job Description” の解読からはじめて最終的に応募の判断を誤らないこと。応募すると判断したら、良い結果を引き寄せるために “Job Description” を徹底的に読み込んでKWを探し出します。
ぜひ、転職を成功に導いてください。
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