外資の英語面接で最初に聞かれる質問が ”Tell me about yourself. あなたについて教えてください。” という質問。
多くの人が勘違いしている質問。
自分を紹介する質問ですが、
外資への転職面接の場合と、友人などを増やすためのネットワークミーティングの場合とでは、目的や内容は大きく違います。
前者は会社のスタッフ(仲間・チームメンバー・同僚など)としてふさわしいかどうかを聞くための英語の質問。そのなかには、あなたの持ち合わせているスキルや可能性なども含まれます。
後者の場合は、あなたと付き合うことが「損か得か」を判断するための英語の質問。
ウラの裏が違うので回答内容も当然異なりますよね。
この記事では、外資に転職する際の英語面接で聞かれる ”Tell me about yourself. あなたについて教えてください。” の正しい解釈と準備のしかたと、一般的な友人などを増やしたいときのネットワーキングの場合の準備のしかたも解説します。
実は、僕がリーマン・ブラザーズのニューヨークに勤務していた時にも英語の面接をHR担当者とともに行った数多くの経験を根拠にしています。この記事を読んでいただければ英語の面接をする面接官の意図を知ることができます。ぜひ、最後まで読んでいただき参考にしていただけたら嬉しいです。
外資の面接 あなたについて知りたいウラの裏
外資系企業への転職時の英語の面接で必ず聞かれるのが、
“Tell me about yourself.”
手短ににあなたのことを教えて。。。
この外資特有の英語の質問は実は奥が深いです。彼らが聞きたきことは:
あなたが今回のポジションにふさわしいかどうか
ふさわしいかどうかの判断基準は実務経験上の実績。外資が必要としているスタッフとしてスキルがあるかどうか。スキルを新しい環境にきても同じように発揮できるかどうか。
ほかにどのようなスキルを持ち合わせているのか。この点で新たな気づきを相手に与えることができると採用の可能性は高くなります。もちろん、他の要素も確認した上ですが、、、。
あなたがどのようなひとなで、どのようなスキルを持っているのか。仲間として受け入れた際にどのような化学反応を起こすポテンシャルを持ち合わせているのか。
この点から逆算してあなたの過去の実績とスキルの棚卸します。
準備手順は、
- 今のあなたを構築している過去の実務経験や実績や経験を整理→ひとつひとつの実績や経験を裏付けるスキル・ワードを洗い出す
- 今回のポジションにふさわしいスキルを持ち合わせていることを論理的に説明
注意点は「スキル・キーワードを慎重の複数洗い出して選ぶ」こと
時間的には1-2分程度でまとめることを目標にすればOKです。
すでに提出済みの英文履歴書の朗読に決してならないように。英文履歴書は領域の制限があるテキスト情報。すでに相手が読んでいることを想定して、口頭説明の際にはそこに記載されていない情報を補記することに意識して説明。
例えば、「実績の裏にあった失敗。失敗から○○を学び、素早く体勢を組み立て直して成功に導いた」ことを説明する工夫を取り入れたらいいんです。
失敗は英文履歴書には絶対書きませんから。
外資の「あなたについて~」実は面接官によって異なるウラの確認ポイントがある
面接の担当者の順番は
面接に対応するスタッフは同僚レベルのスタッフ複数人から上司・上席となるシニア・スタッフ複数人。この過程で同じ質問が繰り返されますが、実は確認ポイントを微妙にずらしてきています。
Under Qualifiedの場合は概ね、後者のシニアスタッフの面接途中で判断。ジュニアスタッフのレベルで判断される場合もありますが、基本的にはレアケース。
自己紹介の最中に業務関連の話題に切り替わる追加質問が来る場合があります。その時、彼らが確認するポイントと優先順位は以下の通り。
例えば営業職などの場合だと確認ポイントは
- 経験値
- 取引先(グリップ度合い;連れてこれるかどうか含めて)
- 商品やサービス(競合情報の収集度合い)
外資の英語面接で最初に聞かれる質問が ”Tell me about yourself. あなたについて教えてください。” という質問。
質問の目的は実績の裏付けのあるスキルの確認。この点を忘れずに準備すればいいですよ。
英語の面接ではない「あなたについて~」ウラの裏
冒頭紹介したように、あなたと付き合うことが「損か得か」を判断するための英語の質問。ですので、あなたにまずは関心を抱かせることが重要。
ネットワーキング・ミーティングなどで友人などを増やしたいときの自己紹介は逆くに相手の記憶に残るような自己紹介をします。印象に残る自己紹介。
記憶の要素=エピソード✖️弱みのチラ見せ
一般的な自己紹介は構成時系列に沿って説明することが多い
現在のあなた→(形作っているのは)過去のあなた→(現在のあなたが向かっているのが)将来のあなた
準備する際には30分くらい英語でしゃべる準備をします。
Deepな自己紹介をするつもりで下準備する
もちろん、生涯30分自分のことについて英語で話す機会はないです。この作業はあなたの強みや弱みなどの棚卸しと引き出し作りと思えばいいんです。
下準備の手順
ゴール:あなたを表すキーワード(キャッチコピー)を考える
そのためにー
(1)あなたにしか解決できない問題を洗い出す=あなたの強み
→あなたの好きな分野のなかから、「得意」を探して掘り下げる
(2)友人などからのインプット情報を収集
→これは客観的なデータ収集となり、非常に重要(気づかされることもあります)
(3)子供時代を振り返る小学校低学年・中学年・高学年別に熱中していたことをリストアップ その中から今のあなたを形作るエピソードを探す→あなたのスキルセットの棚卸し
(4)弱みの開示→あなたの弱みをリストアップ→逆説的にみれば、スキルセット予備軍
注意点は、性格的な弱みを話す必要はないです。改善可能なビジネス上の弱みを説明すればいいんです。
(5)台本をつくり、友人5人ほどの前で練習→数日後に記憶している部分について確認
記憶されていない箇所を修正
(6)以前やっていたような自己紹介には戻らない
台本ずくりは一回では完成しません。粘土細工と同じで何度もこねる必要があります
外資転職PONGのまとめ
自己紹介によっては相手に対する印象が変わってきます。
外資の英語面接で聞かれる、“Tell me about yourself.” この英語の質問は唯一「あなた自身が他の候補者との違いを示す」ことができる格好の時間です。数分の間にぜひ面接官の記憶に残るような自己紹介をしてください。そのために、いちど一般的なDeepな自己紹介の台本作りを行うことで、ご自身の強み・弱み・スキルの棚卸しができます。心象を残せれば、ネットワーキング・ミーティングにも役立ちます。
自己紹介を準備するためにも、あなた自身の棚卸しをしてみてください。きっと、発見が必ず出てきます。すべては事前準備で決まります。
最後に自分についての客観的な分析に定評のある書籍を紹介します。実は、この本を買うと、IDとパスワードの記載された袋とじがついてきます。そのIDとパスワードでオンラインの質問に答えていくと、あなたの客観的な強みを分析してくれます。非常に多くの方が実際に使用されているので、ぜひ、一度手にとってみてはいかがでしょうか。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 〈ストレングス・ファインダー2.0〉
トム・ラス/古屋 博子 日本経済新聞出版社 2017年04月14日
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