自己紹介は自分を売り込むセールスプレゼン。
“FS (forgettable sentense)” ではなくて、”AGS (attention grabbing sentense)” を心がけることが重要!
ポイントは動詞と名詞の単語選択と修飾するときに必ず使う形容詞と副詞
英文法は:
(A)形容詞+名詞 → 名詞を修飾するのは形容詞
(B)副詞+動詞 → 動詞を修飾するのは副詞
このふたつのルールを押さえれば良いんです
着目する単語は、動詞、副詞と形容詞
当然、世代別で売り込みポイントは変わってくる。どう変えたらいいかは、聞く相手によりかえればいい。
20代・30代 → あなたが相手に求めたい反応 → “へ〜、スゴないな!”
40代以上 → あなたが相手に求めたい反応 → ”へ〜、意外!面白いですね”
自身の世代に照らし合わせて、ヒトの関心ポイントがなんであるのかで自己紹介文を構成すればいい。
ただし、パターンは2つ作成すること。
ひとつは、ビジネス用、もうひとつは、ノンビジネス用。
この記事では、日本人が英語で自己紹介するときのコツと注意点について解説します。
自己紹介文の情報要素
【構成要素の分解と洗い出し】
・生年月日
・生まれた場所
・育った場所
・出身大学
・学校時代のクラブ活動
・会社
・職種
・結婚の有無
・子供の有無
・週末の過ごし方
・趣味
これらの情報をグルーピングするとー
ヒトに紐づく固有情報
・生年月日(星座など)
・生まれた場所(海外で生まれているのであれば、その国)
・育った場所(ことばのアクセントなど)
・ご両親(仕事)
ヒトの行動・選択などに紐づく情報
・出身大学
・学校時代のクラブ活動
・働いている会社
・職種
・週末の過ごし方
・趣味
・結婚
・子供の有無
このような要素から構成されます。
ヒトに紐づく情報と行動・選択に紐づく情報のどれが、一般のヒトとあなたが違うのか、或いは、違いを見せられるのか(強調)をまずは分解して考察する。
英語例文付き 出だしの基本文
自己紹介の出だしの基本文は ”わたしは誰であるのか” をまず作成することから着手します。
出だしの基本文の位置は氏名を名乗ったあとに続く文。
Hi, I’m Stephen Pong.
Hi, My name is Stephen Pong.
この場合、”1対多数” の場面で自己紹介する場合と、”1対1” 或いは、”1対少数” の場面で自己紹介する場合とでは、それぞれ、異なります。
1対 多人数
”あなたがどのようなヒトなのか” 、を多くの人に一瞬にして覚えてもらう必要があります。
この素朴な疑問に対する回答文が基本センテンスとなります。
このときの注意点はー
あなたを表現する形容詞(これは、自分で自分を良いように表現すること)
大勢の聴衆の前で自己紹介するような時の基本文:
例:わたしは○○なヒト → I am a ○○ person.
person(ヒト)の部分には次のような選択候補があります。
person, individual, man, woman, human, guy など
重要なことは、person ヒトにどの言葉を選択するよりかは、そのヒト(名詞)を修飾する 形容詞の選び方 これによりヒトに与える印象が積極化されて、相手の記憶にも残りやすくなります。
この点は日本文化には馴染まない、日本人の苦手な手法、取り入れることをオススメします。
ここに入る形容詞の候補には、
形容詞 | 主な意味 |
---|---|
decent | 礼儀正しい・良識がある |
caring | 気遣いのある |
gentle | 気配り |
kind | 思いやりのある |
happy | 楽しい |
outgoing | 積極的な |
rational | 合理的な |
reasonable | 分別のある |
sensible | 感受性豊かな |
lovely | 愉快な |
nice | 楽しい |
ここまで基本文が作成できれば、つぎに、自己紹介を聞いていくれている聴衆に ”どのように行動して欲しいのか” を促す句節を補う。(例:お友達になって欲しい。)
→ I am a ○○ person that you may want to 〜 with
*この場合の “may” は見込みや可能性を表す:〜するといいかもしれない。
行動の事例 | 英語慣用句表現 |
---|---|
仲間になる | group with |
つきあう・交際する | keep company (with) |
関わる | associate with |
などを適宜入れるとオープンさが表現できる
1対 1 或いは、1対 少数
この場合、その時その時の場面にもよりますが、時間がある場合は、出だしの基本文で、相手に記憶に留めてもらうより、むしろこのあと、詳述する強調箇所で記憶に留める・関心を持ってもらう ことをオススメします!
英語で強調するときの表現方法
ひとの興味や関心を引きつける要素は聞く相手によって変わります。
・出身地
・出身大学
・会社
・職種
・趣味
このうちに、特に
ビジネスなどの打算要素が要求される場面では、
・会社
・職種
などの要素を効果的に表現する必要がある
逆に、打算度合いの低い趣味などの人脈を純粋に広げたい場合は
あなたの人間的な部分を強調する表現がを効果的。
・趣味
・週末の過ごし方
などの要素を工夫して表現することが効果的
強調箇所の表現は吟味した ”形容詞” で修飾
大学・会社・サークルなどの組織を表現する際には名詞を修飾する形容詞の選択に注意
ポイントは、形容詞の比較級・最上級などを使用。
例文A:I am a student at College A which is famous of its rugby team.
例文B:I am a student at College A which is internationally (really, very, quite, locally, ) famous of its rugby team.
例文A:Company A is manufacturer of a vehicle parts for large automakers.
例文B:Company A a preeminent manufacturer in innovative vehicle parts mostly for large representative automakers.
名詞:manufacturer(製造業者) などの企業を修飾する形容詞としての候補
形容詞 | 意味 |
---|---|
leading・major | 一流の・首位の |
cutting edge | 最先端の |
large | 大きい |
innovative | 想像力に富んだ |
medium-sized | 中堅の |
small | 小規模 |
start-up | 設立間もない・スタートアップの |
使用する場合:BBで勤務している・働いている
I belong to Company BB.
I work for Company BB. 〜
“company BB” についてひとこと説明を入れたい場合
特に外国人に知られていない学校や会社を紹介する場合は、
【1対多数の場合の会社説明】
BB社をご存知ない方(のためにご説明すると)、
For those who don’t know companyBB(ここは、大学名・会社名を入れる),(カンマ、以下の文章につづく)
Company BB(大学名・会社名) is a world leading company in the field of 〜(分野などを入れる)
無名企業などであれば、製造している自慢の製品などについて強調文に続けるといい。そこで、あなたが、”何をしているのか” サクッと一文入れる。
注意点:【1 対 多数の場合の会社説明】 の自己紹介場面では、多数に記憶を留めてもらうには、(あなたの会社に関することを含めた)ビジネスばなしではなくて、あなたのプライベートの生のあなたの方にむしろみんなの関心は集中。従って、出だしの基本文+あなたの大学・会社ばなしはコンパクトにまとめて、むしろプライベートばなしに多くの時間を割くことが正解。
【1対1、或いは、数人】
I belong to Company BB a(n) 形容詞 manufacturer.
無名企業などであれば、製造している自慢の製品などについてひとこと強調文を添える。
さらに、あなたがそこで、”なにをしているのか”、を相手に軽く伝える。
【動作・行動 の強調表現】
大学のクラブ活動や会社の仕事内容などを表現する場合
例1:大学では、○○クラブのマネージャーをやっていました。
クイズ
A:I am a manager for ○○ club.
B:I am currently engaged as a manager for ○○ club.
どちらが印象に残る表現でしょうか?
例2:○○株式会社では、営業部に属しています。
A:I belong to sales department at ○○.
B:I actively generate sales revenue at ○○.
どちらが印象に残る表現でしょうか?
例1も例2も直感的にわかるように、ネイティブ視点で判断しても、B が印象に残ります。
【ポイント】
例1:”engaged” 従事している+動詞を修飾する副詞 “currently” を添えることで時間的な鮮度も追記表現出来ています。
例2:単に、”属している”と表現するのではなくて、そこで、”積極的に営業活動をしている”と日本語そのものを強調することをしています。
自己紹介などを英語で行う際には、動詞に着目 します。特に、このとき使う動詞のことを “アクションワード” と呼び、効果的に表現できるので使用することをオススメ。
上記の事例では、”engage” や “generate” がそれに相当します。
加えて、動詞を修飾する副詞も添えるとより効果的な印象に残ります。
<アクションワードの類例>
アクション・ワード | 選択候補 |
---|---|
do / make | produce, manufacture, generate, develop |
enable | empower, facilitate, implement |
design | compose, create, invent |
make better | improve, advance, raise, enhance |
update | transform, innovate, diversify, revolutionize |
これらのアクションワード(動詞)を修飾する “副詞” も適宜使用すると、さらに、記憶に残ります。
アクション・ワード | アクション・ワード(動詞)を修飾する副詞の選択候補 |
---|---|
do / make | locally, automatically, spontaneously |
enable | effectively, successfully, quickly |
design | specially, specifically |
make better | considerably, dramatically, significantly |
update | fundamentally, profoundly, radically |
【アクション・ワード+副詞】 の組み合わせで使用するとより印象に残る(インパクトのある)表現をすることができます。
この組み合わせは、趣味などを表現する場合でも転用できます。
外資転職PONGのまとめ
自己紹介ポイントは
- 形容詞+名詞
- 動詞(アクション・ワード)+副詞
この2点を効果的に取りいれること。
強調したいポイントは場面や相手によって変わります。
自己紹介の情報要素の各パートのどこでヒトを惹きつけられるのか精査。
その1点に集中して、動作が惹きつけるのかどうかで、表現手法が変わる。
表現できるセリフをたくさん用意することが勝ちパターン。
日本企業が勝ち続けていた時代はもう終わってしまっています。
あなたの人生を大きく変えてくれるのは ”英語”。
外資を避けたキャリアアップもありません。
まずは、基本の自己紹介を英語でできるようになることが最初の第一歩!
応援しています!
Stephen Pong
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