金融英語はTOEICなどの英語検定試験とは異なり、マネタイズに直結する英語力です。
金融情報を日本語からではなくて、直接英語から読み取ることが非常に重要。それだけで、ほかのヒトと比べてワンテンポ早く行動できますよ。
今回は、アメリカの中央銀行の連銀理事会のプレスリリースから頻出の高い金融英語の表現を選びました。どの表現も必ず英字新聞の電子版やCNNでも使われる表現ですので、避けられない表現ばかり。
この機会にぜひ、慣れて置くようにすると、今後とも英語での金融情報を読む上で読みやすくなります。
今回は、1月28-29日に開催された連銀の理事会後に公表されたプレスリリースの内容からぜひ覚えておきたい基礎的な金融用語や金融表現を選びました。金融情報を英語で収集するのに必要な基礎的な表現が随所にあります。
アメリカ中央銀行から学ぶ金融用語・金融表現
アメリカの中央銀行の連銀銀行中央理事会は年8回開催されます。ちなみに、2020年の予定は以下の通り。
1月 | 28-29日 |
---|---|
3月 | 17-18日 |
4月 | 28-29日 |
6月 | 9-10日 |
7月 | 28-29日 |
9月 | 15-16日 |
11月 | 4-5日 |
12月 | 15-16日 |
引用元:https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomccalendars.htm
この、アメリカの連邦準備理事会では、議事録以外にプレスリリースが公表されます。前者は非常に細部にわたりアメリカの経済情勢について書かれています。今回は理事会の終了後に公表されるプレスリリースの中から、金融用語や金融表現として覚えておくと役に立つものを選んで解説しています。
議事録プレスの1ページ目のみ抜粋
赤線
① received:収集した・得られた
② indicates:示す
(名詞)indication・indicator→leading indicator(先行指数)経済の動向を分析する際の指標には先行するものと。遅行するものとがある。
③ remains strong ; remained low ; remain weak
経済状況などを表現する際には、”remain” がよく使用されます。引き続き、好調・不調・強含む・弱い含む、などの使用例
④ moderate rate;穏やかな割合:moderate pace:穏やかなペース
このほかの表現として、moderate increase(穏やかな伸び)などもある
⑤ on average:平均して
⑥ household spending:世帯支出
⑦ has been rising:(現在完了進行形)この表現は経済情報では頻出;〜し続けている
⑧ on 〜 basis:〜を基準にしてみた場合。この表現は金融やコンサルのビジネス英会話では頻出表現。文頭でも文末でも使用可能。
⑨ inflation for items other than food and energy;食料品と石油などのエネルギー価格は非常にvolatile(価格変動が激しい)なので、特殊事情や季節的要因で大きく変動しがち。従って、正確なインフレ率を計測するには除外します。
⑩ market-based survey ;市場などで抽出された経済統計(短期)・survey based measures;調査などで収集された経済統計(長期)
青線
① little changed:ほぼ同じ
② consistent with:変わらない
③ statutory mandate:法的な任務
④ seeks:探し求める→追求する、目指す
⑤ foster:促進する
→ 連峰準備理事会はその法的任務に従い、雇用の最大化と物価の安定を引き続き目指す。
⑥ target range:目標のレンジ
⑦ monetary policy ( is appropriate ):金融政策(は適切)
⑧ economic activity ; 経済活動:economic conditions:経済情勢
⑨ strong labor:力強い雇用
本文中は、strong labor market conditions:力強い雇用情勢
⑩ continue to monitor:引き続き観察を怠らない
緑線
① implications:意味合い
② muted inflation pressures:表面化していないインフレ圧力
③ future adjustments:将来の調整
④ realized and expected:実質・確定と予測
ここでは、経済情勢の実質と予測を理事会が見極める(assess)と言っている。
⑤ wide range of 〜 including …:…を含む幅広い〜
金融用語のPONGのまとめ
日本人の金融リテラシーは非常に低い。理由はシンプルで、大手証券会社が「儲けさせます」を優先したきたため、客は「儲かる」のが常識となり、自分自身で学習することを怠ってきた歴史があるから。
バブルのころは、主婦もスーパーの経営者や医者もみな、儲かっていました。右肩上がりの相場は買えばだれでも勝つ時代。それに甘んじていたツケがその後のバブルあとやリーマンショックで帰ってきたと思えばいいですよ。
日本人の金融リテラシーを少しでもあげたくて金融英語に関するブログを書いています。
お役に立ったのであれば光栄です。
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