いきなりですがChatGPTにトム・クルーズのレジュメを作成してと、入力すれば一秒もかかることなくトムクルーズのレジュメを作成してくれます。
有名人の情報は相当学習済みなのでレジュメの作成ははやすいです。
ただし、正しいかどうかはわかりません。
ですが、「(自分のなまえ)のレジュメを作成して!」 と、入力しても、
「申し訳ありませんがAIの言語モデルである私はあなたの資格や職歴スキルなどの情報を
入手することはできません」と回答してきます。
残念ながら超有名人でない限りゼロからレジュメをChatGPTに作成させることは不可能です。
無名のヒトのレジュメを作成するには工夫が必要です。
この記事では、ChatGPTを活用した外資転職の準備の仕方について解説します。
- 対象業界や役職別に求められる要件の洗い出し。
- JDから求められるきスキルの抽出
- 上記、①と②の情報に基づいて、レジュメを作成
- 面接でよく聞かれる質問の洗い出しと解答案の作成
- 個別の面接官の対策
- 対象企業別の逆質問設計
この順で解説していきます。
まずは、対象業界及び応募するポジション(役職)についての要件リサーチ。
目次
対象企業・役職別 必要要件の確認
この作業の目的は転職しようとする業界全般において求められているスキルの
概要を把握することです。
Prompt(指示)ボックスに次のように入力します。
“What do companies look for when interviewing candidates for [Job Title] roles in [Insert Industry]?”
この場合の “Job Title” はJDに記載されている“Job Title” をそのまま使います。
“Financial Advisor, Vice President”、もしくは、IT Manager、HR Manager。
このように表記されていたらそのまま、ジョブ・タイトル欄に入れます。
業界欄には応募する業界の名称を入力してください。
“Technology”, “Health Care”, “Finance”, “Education”, “Retail”, “Management Consulting”, “Digital Marketing” など
今回は2023年3月14日現在実際に募集されているある外資系のアセマネのとあるポジションを例にサーチしていきます。
Prompt(入力・指示)内容
“What do companies look for when interviewing candidates for [Asset Management, Client Reporting, Vice President] roles in [Financial Industry]?”
すると応答文は次のように説明が入ります。
When interviewing candidates for Asset Management, Client Reporting, Vice President roles in the Financial Industry, companies typically look for candidates with a combination of technical and soft skills.
Here are some of the key qualities that companies may look for in candidates:
金融業界でアセットマネジメントクライアント・レポートとヴァイスプレジデントの候補を
面接する際、企業は通常テクニカルスキルとソフトスキルをあわせもつ候補者を探します。
ここでは企業が候補者に求める主な資質をは全部で6個、ひとつひとつ説明していってくれます。いくつか紹介します。
Technical expertise: Candidates with a strong technical background and experience in the asset management industry are often preferred. Companies may look for candidates who have experience in investment analysis, financial modeling, and portfolio management.
Client-facing skills: Since the role involves client reporting, companies may look for candidates who have excellent communication skills and a proven ability to manage client relationships. Candidates who are skilled at presenting complex information in a clear and concise manner may have an advantage.
Leadership abilities: Vice President roles in Asset Management often require leadership abilities. Companies may look for candidates who have experience managing teams and driving results. Candidates who have a track record of delivering successful projects or implementing new initiatives may be preferred.
Analytical and problem-solving skills: Candidates who have strong analytical and problem-solving skills are often preferred. Asset management involves analyzing complex financial data and making strategic investment decisions. Candidates who can analyze data, identify trends, and develop solutions to complex problems may have an advantage.
Adaptability and flexibility: The asset management industry is constantly evolving, so companies may look for candidates who are adaptable and flexible. Candidates who can work effectively in a fast-paced environment and are open to change may be preferred.
Education and certifications: Companies may look for candidates who have relevant education and certifications, such as an MBA or CFA designation.
ChatGPTが提示した上記の転職先『業界』の必須スキル面接時にすでにある程度
身に付けていることが前提となります。
提示されたスキルを再検証して面接対策のゲームプランを構築します。
この内容は別にコピーしておいてください、後でレジュメを作成する時に
必要になります。
次は ChatGPT を使ってJDからキースキルを抽出する方法について解説します。
ChatGPT を使ってJDからキースキルを抽出
目的は転職しようとする企業・ポジションにおいて求められているコアスキルの概要を
洗い出して把握することです。
先程の業界全般で求められるスキルよりもさらに絞り込まれているのでこの作業は非常に重要です。
ChatGPT を用意して入力ボックスに次のように入力、続けてJDの内容をペーストします。
“Highlight the three key roles and their required skills in
the following Job Description.” [Paste Job Description.]
するとJDに基づいて必須スキルを詳細に説明してくれます。
あとで、レジュメを作成するときに使いますので、この内容もコピーしておいてください。
ChatGPTを活用したレジュメの作成方法
対象業界や役職別また、JDから抽出したキースキルをレジュメに落とし込む作業について
解説します。
まず、業界からリサーチした必須スキルJDからリサーチした必須スキル、そして実際のあなたの経験や実績の根底にあるスキル。
これらのスキルをレジュメに落とし込む必要があります。
まず、リサーチしたスキルの中から明らかにあなたにないスキルは外します。
次にレジュメに含めることができそうなスキルを精査します。
この時のポイントはわずかでも小さな実績がある、あるいは、プロジェクトの一部でも
参加した経験がある。
このような点に着目しますレジュメに含めそうなスキルをリスト化します。
ここから対象企業用の英文レジュメの作成方法について説明します。
手順 その1
無料のウェブツールで時間をかけずに簡単に作成します。
目標タイムは5分から10分で簡単に作成してください。
作成工程は業界と役職を選択するとツール側から実績提案をされるので、いくつか選択して
整形していってください。
手順 その2
次に転職先のターゲットのJDを用意しますChatGPTの準備ができたら、入力ボックスに
このように入力します。
“What are the missing skills and qualification in my resume when applying for the attached job description? And here is my resume. Here is the Job Description.”
そして続けてあなたが作成した簡単なレジュメをペーストします。
更に対象企業のJD内容もコピペします。
全て入力できたらenterキーを押してください。
一秒もかからず不足スキルを提示してくれます。
この情報の中から小さな実績でもいいのでレジュメに転記できそうなスキルを選択してください。
手順 その3
レジュメに不足スキルを補いながらカスタマイズして落とし込んでいきます。
レジュメの主要箇所の構成はこのようになっています。
- Header, Summary
- Experience
- Qualification
- Education
ChatGPTで洗い出した不足スキルを“Experience” のセクションにカスタマイズしながら組み込んで行きます。
実績を表記する時の注意点は数字併記が必須です。
具体的には、
動詞+目的+結果の順で記載します
たとえば、Developed communication and generated sales resulting in +150% YoY.
このように記載していってください。
“Experience” のセクションが完成したら
ChatGPTを用意して
入力ボックスに、次のように入力します。
“Create a summary paragraph based upon my experience. ”
“Here is my experience.” とつづけて、
先ほどの“Experience”セクションをコピペ
ChatGPTの結果をレジュメの“Summary”セクションに充ててください。
1回で完璧に作成しようとはせずに複数回繰り返すことがコツです。
レジュメのボリュームが十分であれば、ここでストップです。
もし、不十分であれば再度ChatGPTを用意して入力ボックスに次のように入力します、
“What are the missing skills and qualification in my resume when applying for the attached [Insert Industry Required Skills]?”
続けてあなたのレジュメそして今回は業界別の必須スキルを入力します。
これは先程コピーしておいてくださいとお願いしたところです。
全て入力できたらChatGPTに分析させてください。
先程と同様に結果の内容から小さな実績でもいいので転用できそうなスキルを抽出します。
レジュメボリュームとスキルワードを調整しながらレジュメを完成させていってください。
次はChatGPTを使って面接でよく聞かれる質問を洗い出す方法について解説します。
ChatGPTを活用した面接質問の洗い出し
ChatGPT を用意して、次のように入力して検索してください。
“What are the 10 most common questions companies ask when interviewing candidates for a(n) [Job Title] role?”
ここでのジョブタイトルは先ほど説明したようにJDに記載のある
ジョブタイトルをそのまま援用します。
今回は次のようなタイトルで検索してみました。
Asset Management, Client Reporting, Associate/Vice President
「検索結果には面接でよく聞かれる具体的な質問は企業は面接官の好みによって異なります」と最初に注意書きが表示されます。
ChatGPT は今回のジョブタイトルをー
- アセットマネジメント
- クライアント・レポーティング
- バイスプレゼント
として、認識して個別に3つの職務に応じた想定質問を回答してくれました。
内容を確認して自分なりに回答を作成してみましょう。
回答が作成しにくい場合はここでも、ChatGPTに作成させます。
次は面接の回答素案の作成方法について解説します。
ChatGPTを活用した面接の回答作成
ChatGPTを開いて次のように入力します。
“Draft an answer to the question, “[Insert Question]” and tailor the answer to my background and experience.
Here is my resume: [Paste Resume]”
“Insert Question” の箇所には先ほどのジョブタイトルと業界から検索した
質問を一つ入力します。
例えばこのような質問が先ほどのリサーチ結果で表示されたらここに入力してください。
“1. Can you describe your experience in leadership and management?”
そしてあなたの作成したレジュメをペーストします。
ここでの肝はやはりレジュメの完成度です。
提示されたChatGPTの回答はそのまま使用するのではなく修正を加えて使ってください。
この時の修正ポイントは説得力のある言葉を使う評価可能な数字や実績を含める。
JDとの関連性を強調するように整形していってください。
次は ChatGPTを使って面接官についてのキャリアの確認です。
ChatGPTを活用した面接官対策
目的はキャリアの長い面接官の業務経歴を簡潔にまとめて、どのようなキャリアを歩んできた人なのかを効率よく把握することです。
まず面接官の氏名を確認し、次にその氏名でリンクトインのアカウントを
リサーチします。
面接官のプロフィールの“more” をクリックしてpdfで保存をクリック。
続けてpdfの内容をコピーします。
ChatGPTを準備します検索ボックスに次のように入力してください。
“What are the 3 biggest highlights of this person’s career.
Here is their LinkedIn profile: [Paste Profile]”
訳:このヒトのキャリアで最も注目すべき点を3つ教えて。
先ほどコピーしたpdfの内容を [Paste Profile] に入力します。
表示された検索結果の内容が面接官の基本的なキャリアで最も注目すべき点です。
この点に注意しながら、想定される質問の方向性や逆質問の構成を考えます。
あらかじめどのようなヒトなのかを把握するのに便利です。
次は ChatGPT を使って対象企業別の逆質問の設計方法について解説します。
ChatGPTを活用した対象企業別の逆質問の調べ方
ChatGPTをまず開き検索ボックスに次のように入力してください。
“Give me a list of 10 questions I could ask an interviewer for a [Job Title] role at [Insert Company Name].”
ここではジョブタイトルそして対象企業の名称を入れます。
回答結果が表示されたら、この中から2、3問。
実際の面接で聞く質問を選んでみましょう。
逆質問で一番重要なのはその企業やチームでの実績評価のKPIを確認する質問です。
そのKPIをあなた自身が現在持っているかどうかによって採用採用がある程度見えてきます。
今回の内容が少しでも参考になり、外資転職のお役に立てれば最高です。
是非キャリアアップしてください!
Okay Thanks Bye 👋👋👋👋
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