外資の二次面接以降で必ず経験する、パネル面接。
これは、候補者あなたひとりに対して複数の面接官が順次質問していくプレッシャーのある面接形式。
聞かれるのは定番の面接質問ですが、やっかいなのは、同じ質問を異なる面接官がする時の対処方法。
この記事では、外資の圧迫面接で必ず経験するパネル面接の切り抜け方とコツについて解説します。
目次
パネル面接とは
パネル面接とは、候補者ひとりに対して複数の面接官で質問する面接形式のこと。
一般的な1:1(one on one)の面接形式と異なり、その都度、質問者はひとりですが、回答中、他の面接官があなたをじっと観察してる点が大きく異なります。
非常に、緊張環境のなかでの面接形式。
面接官は何人ぐらい?
一般的なパネル面接の面接官の人数は3〜5名です。場合やポジションによっては、さらに多くなる場合もあります。
面接官はどのようなヒトたちが担当するのか?
基本的には、応募するポジションのチームメンバー。マネージャーからミドルクラスとジュニアスタッフが参加。
応募ポジションのチームや部署と密接に連携協業する他のチームや部署のメンバーも参加。
さらに、人事部などの管理本部系の担当者も参加します。
パネル面接の特徴
質問する面接官が固定されている(ひとりの)場合もありますが、多くの場合は全員であなたに質問していきます。
前者の場合は、質問している面接官以外の面接官はみなあなたをじっと観察していて、非常に、いや〜なぁ雰囲気です。
パネル面接のメリット・デメリット
メリットは、「客観的・中立的な評価ができる」と、いう点。通常の1:1(one on one)の面接の場合は、候補者と面接官の相性により評価に影響が出てくることもあります。
ですが、パネル面接の場合は、そこに参加している面接官全員の総合評価が主たる基準になるので、バイアスはかかりにくいと言えます。
逆に、デメリットは関係者全員の時間を拘束するので、パネル面接のセッテイングまでに時間がかかる点です。
実は、この点が候補者にとってのメリットでもあり、一度のチームの主要スタッフと会えるので会社や部署、或いはチームの雰囲気を把握することができます。
パネル面接の対策 注意点とコツ
瞬時に記憶
参加する面接官は事前に知らされる場合があります。この場合、面接官の氏名と役職などを元にSMS(LinkedInなど)のプロフで面接官の基本情報を収集します。
多くの場合は事前に知らされることはなく、当日に顔を会わせることになります。
この場合、面接官の顔・なまえと役職・部署を瞬時に記憶するスキルが求められます。
これが、出来るヒトと出来ないヒトでは、面接の進み具合が大きく異なります。
つまり、評価にも大きく影響します。
質問に対してただの回答はNG
通常の面接であれば、面接官が質問をして、候補者はその質問に対して回答する形式ですが、パネル面接では、会話形式に面接そのものを候補者がリードできるかどうかも大きく影響します。
質問に対して回答する際にあなたからも質問を添える形で回答することで、会話形式につなげていくことが出来ます。
このとき、面接官の顔・なまえと役職・部署が記憶できていると、なまえを呼びながら回答して、さらに、質問も添えると好感につながり、それが、距離を縮める効果にもなります。
質問の準備具合が大きく影響
パネル面接に限らず、通常の面接に臨む場合も、対象業界のリサーチ、対象企業のリサーチ
対象業務のリサーチなど調査が合否に大きく影響することはお分かりだと思います。
実は、調査して、”知っておく” ことも重要ですが、不明点の ”洗い出し” も同等に重要。
パネルでは、リサーチで ”洗い出した” 不明点を ”明らかにして、解消しながら” 面接を進めて行くことがポイント。
面接中はメモをとる
準備した質問を面接中にする場合、面接官が回答した内容はメモすることをおススメします。
回答内容を暗記できる場合でもメモする姿は好感につながりケースが多いです。
質問がある程度多い場合は、暗記に頼らずメモした方がいいです。メモする場合はあらかじめ面接官に断ってからメモを出すようにしましょう。
面接官の役職から質問の意図を推理
パネル面接では、さまざまなレイヤーの面接官が参加するので、同じ質問が時間を置いてくりかえされる場合が結構多いです。
このときの対応は、質問の役職などから、質問の意図を類推して回答するスキルが求められます。
例えば、シニア・マネージャー、チームリーダーとジュニアスタッフがあなたの実績について質問した場合、質問のポイントは異なります。
シニア・マネージャーは恐らく、対極的な見地から実績確認をしたいと推測されます。逆にジュニアスタッフからはミクロなポジションから質問していると想定されます。
ですので、質問者のレイヤーに応じて意図も瞬時に推理して回答していくスキルも必須。
役職別の回答対応はNG
シニアマネージャから質問された場合と年下と思われるようなジュニアスタッフから質問された場合で回答の対応(敬語vsタメ口)はNG。
質問者の役職に限らず将来一緒に働くチームメンバーなので “respect” の姿勢は平等にもって回答対応します。
アイコンタクト
面接官が質問したら、その面接官に対して回答していきますが、このとき、他の面接官とも必ず目を合わせていく(アイコンタクトする)ようにします。
目を合わせ(アイコンタクトし)ない面接官がないように、つまり、サイレントパネラーが発生しないように必ずします。
目を合わさなかった面接官は無視されたと誤解するかも知れないので、必ず、アイコンタクトはするようにします。
手足とボディランゲージ
質問に対して回答している最中のあなたは、極度の緊張環境にいます。そのとき、手足などの動きには注意をしましょう。
足を組んだり、開いたり、伸ばしたりや貧乏ゆすりなど無意識のうちにでる仕草を質問していない面接官全員がじっと観察しています。
落ち着きのない、候補者だと思われないためにも手足の仕草には最大限の注意をはらう。
同時に、回答するに必要な最低限のボディランゲージは効果的に使用することをオススメします。
レジュメは面接官の人数分+3〜4部用意
パネル面接では事前にセッテイングしていた面接官が突然参加できなくなったり、或いは、別な面接官が急遽参加したりします。
通常、人事部の担当者があなたのレジュメを面接官全員い配布していますが、面接官の急な交代によりレジュメを見ていない面接官がいる場合も想定できるます。
この場合に備えて、事前にレジュメを印刷用意して持参していくことおススメします。
外資への転職PONGのまとめ
外資への就活・転職では圧迫面接が予想されます。
今回の圧迫面接ではんあなたひとりに対してさまざまなレイヤーの面接官が多数参加して質問することから、相当な緊張感とプレッシャーのなかで瞬時に推理判断するスキルなどが求められます。
この記事のまとめを書き留めておきます
- 面接官の顔なまえ役職部署を瞬時に暗記
- 同じ質問でも意図が質問者のレイヤーによってことなるので、役職などから推理回答
- 対象業界・企業・部署・職務に関するリサーチと質問を準備
- 質問に対して単に回答するのではなく、質問も「添えて」会話形式に導く
- あなたの質問に対する面接官たちの回答はメモする
- アイコンタクトは全員と行い、サイレントパネラーは発生させない
- 手足の動きやボディランゲージに注意を払う
- 面接官の役職に応じて対応は変えない、全員にリスペクト対応
- レジュメは多めに印刷して持参
外資を避けてのキャリアアップはないです。ぜひとも、良い結果を引き寄せてもらえたら嬉しいです!
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