外資転職にレジュメとともに必要なカバーレター。
実は、多くのヒト気づかないまま、手を抜いて作成しています。
この記事では、カバーレターの作成ポイントと注意点を英文例付きで解説。
代表的なよくやる間違いの事例を紹介します。
My name is …
I currently work at …
I would like to apply for …
こんな書き出しはNG。
その先を読んでもらえることは絶対に期待できません。
良いカバーレターは必ず面接につながると保証出来ませんが、悪いカバーレターはその場で終了することは断言できます。
この記事では、少しでも面接につながる可能性を高められるカバーレターの書き方のコツについて解説します。
カバーレターとは
カバーレターはレジュメとともに、採用企業の担当者に送るドキュメント。
正式名称は、“Job Application Letter” の略。
既に公開されている、ポジションに対して応募する際に不要の指示がない限り送付する。
カバーレターが良くても面接に進めるかどうかはわからないが、出来が悪ければ、面接に進むことは絶対にない。
カバーレターの種類は2つ
Job Application Letter:既に公開されている募集要項に対して応募する際の補助資料。
俗に、言う“CoverLetter(カバーレター)”は“Job Application Letter”のこと。
Job Inquiry Letter:関心のある企業に対して、まだ公開していないポジションなどがないかどうか、お問い合わせる際に送付するドキュメント。
こんなポジションでヒトを募集する予定などありませんか〜?
カバーレターとレジュメとの違い
Resume:Objective(客観性的)Document
- 時系列順に事実に基づいた情報を記載
- (パワーワードなどの)動詞中心の文構成が主
Cover Letter:Subjective(主観的)Document
- レジュメに記載されていない、応募の動機や理由などを記載したセールスピッチ
- 主語 “I” を必ず含めた文構成が主
カバーレターの目的
面接するに値する候補者であることを気づかせ、実際面接に進ませる。
そのために、内容は志望する理由・動機・スキル・経験などを簡潔に記載して、あなたが唯一の候補者(問題の解決者)であることを理解してもらう文面にする。
カバーレターの構成
ヘッダー:あなたの氏名と連絡先情報
コンタクト情報:カバーレターを読む採用担当者の氏名と連絡先情報
あいさつ句:一般的には、採用担当者をリサーチした上で、
リサーチ済みの場合:”Dr./Mr./Ms. Last Name,”
読み手が不明の場合:”Dear Hiring Manager,”
パンチライン・イントロ:あなたと対象企業の関連性を1行で表す。パンチラインの内容ひとつで読み手はつづきを読むかどうか判断。
メイン・ボディー1と2(パラグラフは最大で2つ。各パラグラフは2〜3行のセンテンスで構成。):応募の動機や理由、あなたのスキルと実績が今回応募するポジションに如何にふさわしいか、他の候補者ではなく、あなたが如何にベストマッチかを記述する。
Call To Action(ラストボディー):面接の機会を依頼する
シグネチャ:結びのことば+氏名
- Respectfully
- Respectfully yours
- Sincerely
- Sincerely yours
- Yours respectfully
- Yours sincerely
- Yours truly
- With respect
- With sincere appreciation
文書であれば、自筆の氏名+連絡先情報を記載。
メールであれば、テキストで氏名と連絡先を記載。
注意:メイン・ボディー2の文中であなたの連絡先を記載する場合は、シグネチャでの連絡先は不要。
(最重要)カバーレター作成時のポイント
ポイントは2つ。
パンチ・ライン
対象企業とあなたの間の関係性をつくる
人的な関係・サービス商品のユーザ・そのほか
ターゲット企業と関係がない場合
If it hasn’t been for your iPhone, I could have not spend this much time with my Kidds ….
ターゲット企業と関係がある場合
I regret for rejecting your offer … Mr. JJJJ the head of regional desk referred to me.
パンチラインは読み手に関心を抱かせ、続きを読みたい気持ちにさせる
メインボディ1と2のワーディング
パンチライン直後のメインボディ1には、スキルと経験について記述。
メインボディ2には実績を記述。
あなたがオンリー・ソリューションであることを強く印象付けることを意識する。
経験の浅い新卒や20代はメインボディ1は非常に重要。
学ぶ意欲
気力・情熱MAX
モチベーションMAX
この3点を徹底的に強調することをオススメします。
経験の豊富な30代以降の世代は逆にパンチラインの一文にすべてを込めることをオススメします。
30代以降のメインボディ1にはJob Description(JD)に記載されている必須スキルと経験に符号する内容のKeyWordを複数埋設。
ただし、JDに記載されている単語はそのまま絶対に使用しない。
30代以降のメインボディ2には、実績を数字とともに記述する。
#人数・$金額・%パーセンテージなど具体的で空想的でなく、再現可能な数値(Revenue・Lifecycle・Profit関連など)を入れていく。
リーダーシップ・問題解決能力・論理的思考など抽象的な内容表現は一切記述しない。
応募しているポジションに直接的に関わる内容をピンポイントで文中に含めて記述していく。
CTA(ラストボディー)では、カバーレターを手にして目を通して下さったことに対する感謝と入社への強い意欲があるので面接の機会希望を伝えます。
最後に以下のような一文を挿入して、面接に進む強い気持ちを伝える。
→ My work experience coupled with my international experience would make me an asset to the team.
→ I am confident that my experience in LLLL together with my FFFF experience would make a positive investment to your team.
最後の文はー
“I can be easily reached at メアド・携帯番号 ”
このような内容で終わらせる。
カバーレター作成時の注意点
カバーレターを読む担当者の情報は徹底的にリサーチ
LinkedInなどを活用して徹底的にリサーチすることは重要。
対象企業とのネットワーキングは必須(OB・OG、その他)
カバーレターとレジュメのトーン&マナーは完全一致させる
応募する企業のポジションごとにカバレターを変える
メールでレジュメを送る場合、メール本文がカバーレターになる
WEBなどのアプリ経由の場合、カバーレターは省略されるか、1〜2行のメッセで代用される場合が多い
カバーレター不要と指示がない限り、カバーレターは用意する
外資転職PONGのまとめ
カバーレターはレジュメと同様に重要。
レジュメに目を通すかどうかを判断する材料のひとつ。
簡潔に気を惹くワーディングやキーワードを織り交ぜながら読み手の採用担当者に興味・関心を持ってもらえるように最大限の工夫をする。
30代以上にとっては、盛り込む内容が豊富にあるので、有利。
特に対象企業との関係を人的な関係にまで広げられたら、面接への機会はグッと増える。
今回紹介した内容を参考にして、ぜひ魅力のあるカバーレターを作成してキャリア・アップにつなげてもらえれば嬉しいです!
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