ブレスト・ミーティングに参加して自信を失っているあなた。
この記事では、ブレスト・ミーティングに参加する際に必要な英語フレーズを参加者別・目的別で具体的な英文フレーズで紹介しています。
単語はどれも、中学や高校で学ぶ英単語ばかり。
フレーズはカンタンな英単語の組み合わせを変えているだけのシンプルな用法。
すぐに、真似て使える表現ばかりなので、ぜひ覚えて即実践してみてください!
きっと、ブレストが楽しくなりますよ!
目次
ブレストの基本ルール
ブレストはミーティングの進行役の(ファシレィテーター(Facilitator))と参加者(Participant))に分かれます。
あくまでも、アイティア・考えや解決策を数多く出すことが目的。
出されたアイディア・考えや解決策の良し悪し・議論・批判や評価はしません。
(始めるとブレストが停止してしまう。)
Generate as many ideas do not evaluate ideas.
進行役(ファシレィテーター・Facilitator)のミッション
予め決められたブレストミーティングの議題・目的を参加者全員に事前に伝えて、ミーティングには十分準備して参加させる。
ミーティング開始時にはルールを説明 例:スマホの電源オフ・議論不可など。
ミーティングでは議題・目的に沿って参加者全員に発言させる。
参加者同士でアイデアや考えへの批判・議論や評価が始まると止める。あくまでも発言量を増やすことが重要。
発言しやすい雰囲気を作る。
大勢の前で発言することが苦手な参加者がいる場合は、
少人数のミーティングにする
事前にメールなどでアイデア・考えを集約して進行時に紹介
このような、工夫を施すと、ブレストが効率よく進行します。
特定の人たちだけでブレストを進行させない。(全員に発言してもらう。)
発言された、アイディア・考えはみんなの前で書き留めたり、復唱する。
発言された、アイデア・考えの解像度が低い場合は明瞭にするための追加説明を求める。
発言者・発言内容を褒める。(これが、実は一番重要!)
参加者(Participant)のミッション
発言を積極的に行うが、ミーティングを独占しない。
他の参加者のアイディア・考えを褒める。
他の参加者の発言内容に自身の考えを付け加えたりして進化発展させる。
正しいかどうかや批判を恐れずにどんなつまらないと思うアイデア・考えでも発言する。
役割別・目的別のブレスト必須英語フレーズ
ここでは、進行役(Facilitator)と参加者(Participant)別に覚えると役立つ場面・目的別の英語フレーズを紹介していきます。
ここで、紹介する進行役(Facilitator)は女性をイメージしています。そのため英語フレーズに対する日本語訳も女性的な表現で統一しています。
ファシレィテーター(Facilitator)の英語フレーズ
進行係のファシリテーターが使用する高頻度の英語フレーズを場面別で紹介。
どの英語フレーズも簡単で覚えやすいものを中心に紹介していますので、即使用可能な表現ばかりですよ!
事前にブレストの目的や議題をメールで通知する際の内容
To All,
We’re going to have a brainstorm meeting on Month/Day Time &Place.
Agenda will be “〜”.
I want each of you to come up with multiple ideas.
We would not evaluate your ideas during the brainstorm meeting.
All ideas are welcome.
(必要であればー)It would be helpful if you can send me the list of your ideas before the meeting via email.
During the meeting, I want all of you to turnoff your mobile phone.
Please keep in mind that the scope of the meeting is to come up with as many ideas as possible not to judge or evaluate other ideas.
Thanks
Gabby
月/日 時間・場所でブレストミーティングを開催します。
アジェンダは “〜”になります。
みなさんには、できるだけ多くのアイデアや考えを出してもらいたいとおもいます。
ブレストミーティングではアイデアや考えの良し悪しを評価したりはしません。
すべてのアイデア・考えを歓迎します。
(必要に応じてー)可能であれば、アイデア・考えを書き出して事前にメールで私宛に送ってくれると助かります。
ミーティング中はスマホの電源はみんな切ってね。
このミーティングの目的はできるだけ多くのアイデア・考えを出すことで判定や評価はしないので、その点忘れないでね。
ギャビーより
ブレストのルールの確認フレーズ
ルールはみんなわかってるわよね?
Ground rules:
Rules on how to participate in a Brainstorm Meeting.
できるだけ、多くのアイデアや考えを発言する。
他のヒトのアイデアや考えを評価しない。
スマホの電源を切って、それから、他のヒトのアイデア・考えの判定や評価もしないでね。
ブレストの議題・目的説明
….(ブレストの目的・議題を)を実現するためのアイデア・考えを出す必要があるわ。
アイデア・考えの発言の促し
今だったらどんなアイデア・考えもすべて受け付けるわよ!
みんなのファースト・アイデアを聞かせてくれる?
思いつくアイデア・考えを出してみましょう。
なにかないかしら? 今だったらどんなアイデア・考えでもいいわよ。 誰かない?
発言したいヒトはいない? 誰でもいいのよ!
他にどんなアイデアがあるか聞いてみましょう。誰かない?
”this issue” ここでは、ブレストの目的・議題を指します。
いい? このことについて、みんなの考えを聞かせて。
どんな考えやアイデアもいいわよ、受け付けるわ。
ほかに何があるかしら?
もっと、ほかのアイデア・考えも出して!誰かない?
ブレストの途中で発言がなくなったとき
ブレストはアイデア出しが命。アイデア・考えの発言が滞りだしたら、一旦雰囲気を作り替える必要があります。
リアルなブレスト・ミーティングなら席替えをしましょう!
ブレストの目的・議題の逆目的・議題を出させましょう!
例:『F1層に刺さる商品開発』であれば、『F1層に絶対刺さらない商品は?』
などのように否定・逆転の発想でアイデアを出させことで発想力・着想力をチームであげます。
ブレストの目的・議題のあらゆる面から考えてみましょう。いまはどんなアイデア・考えもありよ。
ほかに何かない?
もっとアイデア・考えを出しましょう!
固定観念に囚われずに考えてみましょう!
どんな、アイデアも今だったらいいわ。理にかなっているかどうかは関係ないわ。
誰かほかに何かない?
どんなアイデア・考えも受け付けるわ!だから、思ったことをなんでも話して。
発言内容の詳細を尋ねる
もうちょっと、具体的に教えて。
どんなことを考えているの?
(アイデア・考えについて)発言したとき、何を考えていたの?
いま話したことをもう少し詳しく聞かせて?
(発言内容)○○って、何を提案しようとしてるの?
発言内容の詳細が理解・確認できたら→ほかのヒトにも発言を促す
OK、わかったわ。いいアイデアね。ほかの考えも聞いてみましょう。誰か他にない?
ホワイトボードなどに発言内容を記載する
ちょっと、ここに書かせてちょうだい。
ちょっと、ここに書くわね。
書き留めておくわね。
(ノートに)書き留めておくわね。
記載する場所によって、“up と down” を使い分ける。
目線が上の場合:“up”
目線がノートなどのように下の場合:“down”
発言内容の確認
発言内容を復唱。ファシレィテーター(Facilitator)自身の解釈を口頭説明 → Am I right ? (内容確認後→自身の解釈が正しければ)→ I see what you’re saying. Great idea !(理解できたら、相手のアイデア・考えを褒めることばを追記)
例えば;
(参加者の)Aさんが○○を提案。
A:○○を提案します。
Fさん(ファシリテーター)がAさんの提案内容を理解できなかったので、発言内容を確認する。
F:それって、△△ってこと?
Aさんがその通りです。
F:理解したわ。いい考えね!
参加者同士の評価や議論をやめさせる
OK、(議論し始めた参加者のなまえ)覚えてる? 何がうまくいくかを判断しないのよ、アイデアを出しているだけよ。
いまの段階では、アイデアのいいわるいは関係ないの。
いまの段階で、なにがうまく行って、なにがうまく行かないかは決めないようにしましょう。
アイデア出しのブレストをしているだけで、評価は後ほどします。
現時点ではアイデアの評価はしません。
現時点ではまだアイデアの評価はしません。
いまはアイデアを出すことに専念しましょう。それでいいわね、トム?
例:Tomが議論はじめると、Facilitatorは止めます。このような場合に使用するオススメのフレーズです。
発言内容が目的・議題から外れたとき
Yes, …. but 〜. の構文で進行を軌道修正する。
相手のアイデア・考えを肯定したあとに、目的や議題から外れていることを意味する否定文に続ける。
いいわね!だけど、(ブレストの目的・議題)を忘れないで!
目的をはっきりさせましょう。それ(発言内容)は目的に合致していないわ。
発言者の名前+アイデア・考え内容はどうかわからないけど、そこまでにしておきましょう。
発言者のアイデア・考え内容についてひとことだけ言わせてもらうと、それは、ブレストの目的・議題外でしか適用されないわ。
発言者のアイデア・考え復唱して、そうね、だけで、可能かどうかは〜(ブレストの目的・議題に適応するかどうか)わからないわ。
注意:”Sure” は発言内容を「聞き取った」という意味での”sure”
ブレストを終了するとき
いいアイデアがたくさん出たわね。肉付けが必要なアイデアも中にはあるようね、だけど、最初にしてはいい出来よ。
みんな、参加してくれてありがとう。
みんなの時間とアイデア・考えには感謝するわ。
どんな、アイデア・考えが出たのか読み上げるわね。
ブレストの後半にそれまで出されたアイデア・考えを参加者の前で読み上げるのは効果的。参加者の中には、言い忘れたアイデア・考えもたまにありますので、このときに拾い上げます。
そのときには ー
“Is this everything we got so far ? Anything more ? Anyone ?”
これで全部かしら? 他にない? 誰かないの?
参加者(Participant)の英語フレーズ
参加者の発言時の注意点は、ブレストの目的や議題に沿っているかどうかを悩む場合があります。
発言にブレーキを掛けてしまい、十分なアイデア出しが行われない結果に終わる場合もあります。
自信がなくても発言することは英会話や英語力を単に上達させるだけではなくて、キャリアアップに必要な度胸も成長させてくれるので、ぜひ発言するようにしましょう。
ここでは、自信がない場合の発言時の枕フレーズも紹介していますので、ぜひ使ってみてください。
発言するとき
考えていたんだけど、もしかしたら 〜(自身のアイデア)っていけるかも。
(別なヒトの発言内容)について言えば、〜 もできるんじゃない。
(ブレストの目的・議題)について考えていたんだけど、〜 ってどう?
ひとつの可能性として 〜(自身のアイデアを説明)はどう?
〜(自身のアイデアを説明)っていいと思うんだけど、みんなはどう?
これはどう 〜(自身のアイデアを説明) ?
(自身のアイデアを説明)も、考えられるんじゃない?
他のヒトの発言内容に自身のアイデア・考えを追加発展させる
(発言者の名前)の言った、(その発言内容 )に加えて、(自身のアイデア・考え)はどう?
もうひとつ、加えるとしたら 〜(自身のアイデア・考え)もいいんじゃない?
もうひとつ、加えるとしたら 〜(自身のアイデア・考え)もいいんじゃないか?
(他の発言者の内容)で言うと、(自身のアイデア・考え)はどう?
さっき言ったことにひとこと付け加えさせてもらってもいいかしら?
Aさんが言った、(Aさんの発言内容)に加えたいんだけど、(自身のアイデア・考え)ってどう?
(他の発言者の内容)について言うと、提案したいことがあるんだけど、(自身のアイデア・考え)ってどうかな?
(他の発言者の内容)に続けて言わせてもらうと、提案したいことがあるんだけど。
(自身のアイデア・考え)も可能じゃない?
(他の発言者の内容)について、言うと、(自身のアイデア・考え方)もあるんじゃない?
自身の考えに自信がない場合
小さきことに聞こえるかもししれないけど、(自身のアイデア・考え)はどう?
うまくいくかどうか分からないけど、(自身のアイデア・考え)なんてどう?
うまくいくかどうか分からないけど、(自身のアイデア・考え)なんてどう?
これは、ちょっと(silly, crazy, expensive…などの形容詞)過ぎるかもしれないけど、(自身のアイデア・考え)なんてどうかしら?
みなさんが、(ブレストの目的・議題)に沿っていると思うかどうかわかりませんが、(自身のアイデア・考え)なんて、どうでしょうか?
ブレストの目的・議題からはずれてるかもしれませんが、(自身のアイデア・考え)なんて、どうでしょうか?
ちょっと、付け加えさせてもらうと、まぁ〜、(ブレストの目的・議題から)外れてるかもしれないけど、(自身のアイデア・考え)も考えられるんじゃない?
馬鹿げてるように聞こえるかもしれないけど、(自身のアイデア・考え)なんてどうかしら?
ちょっと、(ブレストの目的・議題から)はずれ過ぎてるかもしれないけど、(自身のアイデア・考え)はどうかしら?
変に聞こえるかもしれないけど、(自身のアイデア・考え)もいいんじゃないかな?
全員が覚えたい発言を褒めるときの必須英語フレーズ
日本人はどうしても他人を英語で褒める技術に欠けています。
実は、外資の職場ではこの他人を英語で褒めることは非常に重要。
ここで、紹介するシンプルな表現からまずははじめてみましょう!
発言内容を褒める
ここで紹介する各フレーズをそのまま単文で使用することも可能。
ですが、文末に発言者の名前を添えるとすごくあなた自身が評価されるようになります!
例:That sounds interesting Suzan!
それっ、面白そうね。
ジョン! それっ、面白そうね。
それって、素晴らしい考えね!
スーザン!それって、素晴らしい考えね!
いいですね!
ティム!いいですね!
素晴らしいですね!
ベティー! それ素晴らしいわよ!
よく考えたわね。
マイク!よく考えたね。
それ、気に入ったわ。
ヘザー! それ、気に入ったわ。
ちょうど、いいかも。
スティーブン! それ、ちょうど、いいかも。
絶対うまくいくと思うわよ!
キャロル! それって、絶対うまくいくと思うわ!
他の発言者のアイデア・考えへの賛同表現
そのとおりよ!
言ってることわかるわ。
ブレストで絶対使ってはいけないフレーズ
ブレスト・ミーティグ自体の良し悪しはどれだけ、アイデアや考え方などが発言されたかの量で決まります。
そのために、進行役(Facilitator)も参加者(Participant)も場の雰囲気をよくする努力が必要。
つまり、発言しやすい雰囲気造りが双方に求められます。
逆に言うと、発言しにくい雰囲気はNG。
ここに紹介する英義フレーズはどれも、発言しにくい雰囲気は作り出すフレーズばかり。
ブレストに限らず、外資の職場でも使用は避けましょう!
それ、以前試してみた(けど、うまく行かなかったのよ。。。)
時間がないのよ。(わからないの?)
間違ってるとは言わないけど。。。(否定系の文につづく)
予算の問題じゃないんだよ(あなたのアイデア・考えその他の理由を挙げたがっている。)
それは、後回しにしましょう。
“put something on the back burner”
優先順位が低い事案に対して使用:すぐに着手しない事案
それは無理だよ。
いつも、こういうやり方でやってるのよ。(知らないと思うけど。。。)
外資転職PONGのまとめ
今回紹介したブレストミーティングで使用する英語フレーズはどれも、簡単な英単語の組み合わせです。
重要なことは、雰囲気作り。
進行役のファシリテーターも参加者もともに、発言しやすい環境を作ることが求められます。
その上で、アウトプットを数多く出していく。
外資ではチームワークが非常に重要。
特に、日本人の弱い他人を褒める技術。
しかも、英語で褒める。
これができるようになれば、安心です!
ぜひ、ここで紹介した英語フレーズを使用して高みを目指してください!
応援しています!
Stephen Pong
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