株式投資をする上での企業選びは非常に重要。日本の個人投資家の大多数は選ぶ基準が表面情報に限られています。
このブログでは、株式投資の際に必要な企業分析について解説、特に財務会計の基本となる財務諸表はBS・PL・CF計算書の3種については必須。
この記事ではBSについて解説しますが、目的は、最終的にはアメリカ株など英語のアニュアルレポートなどが読めて理解できるようになることを前提にしています。
実は、BSって、思っているほどむずかしいものではありません。全てがルールに従い作成されているので、それぞれの項目の意味と内容さえしっかり覚えておけば楽勝です。
最終的なゴールはアニュアルレポートの読み込みなので、まずは日本語でしっかり理解しましょう!
貸借対象表の仕組み
日本語で貸借対照表という。英語でバランスシート(Balance Sheet)。
中心の縦線の右側には、負債と資本。左側には資産という項目がそれぞれあります。
これは、中心線から向かって右側がお金の調達の仕方を借りてきたお金と負債と返さなくてもいいお金資本に分けて表示しています。
中心線に向かって左側が調達したお金を何に使ったかを示しています。
→バランスシートの詳細項目を表示。
負債と資産の中には、流動と固定という言葉で表現される項目がそれぞれあります。
この違いは、短期間に渡り、使用、或いは、返済するものと、長期間渡り、使用する、或いは、返済するものの区別です。
例えば、流動負債が多いと、短期間のうちに返済しなければならないお金が相当あるということです。この短期と長期の区分けはおおよそ1年未満か以上です。
資本の部にはこのような流動や固定という言葉は見当たりません。これは、そもそも、返済義務のないお金なので、期間という概念が存在しないからです。
資産・負債・資本の内訳
流動資産:いつでもお金に換金できるもの
内訳:現金預金・受取手形・売掛金・棚卸・貸倒引当金
固定資産:会社の中で長期に渡り使用するもの。
内訳:有形の固定資産(形があり1年以上に渡り使用するもの)・無形の固定資産(権利や特許などの形のない資産)・投資など
流動負債:これは、すぐに支払わないといけない負債。
内訳:支払手形・買掛金・短期借入金・未払金・未払費用・未払法人税・預かり金・製品保証等の引当金
固定負債:長期に渡り返済するもの
内訳:長期借入金・社債・退職給与引当金
資本:株主が出した資本金が表示されます。
内訳:資本金・法定準備金(勝手に処分できない内部留保)
法定準備金:資本準備金・利益準備金・余剰金(配当積立金・役員退職積立金・別途積立金(配当積立金や役員退職積立金などの明確な目的のない積立金)・当期未処分利益(今期の株主総会で株主に処分を決めてもらう金額。決算末時点で))に区分けされて表示されます。
何を見るの?
財務諸表を見る際の、ヒトによってその目的は異なります。M&AなどのDue Diligence で読む場合や純粋に上場企業の株式に投資する際に見る場合など様々です。上場株式などであれば、監査法人が各種諸表の作成を請け負うためかなり信頼はできるかと思います。
ただ、どうしても根底にあるのが、会社の状況です。万一の場合が起こりそうな体質になってしまっているのかどうか。
見るべきポイントは、
- 調達したお金が有効活用されているかどうか
→ 調達したお金が現金のまま銀行に預けられていたら低金利の時代利息も期待できません。これでは、ステークホルダーへの還元という意味ではNGです。
- 倒産のリスクはないか
→ 調達金の内訳が株主による拠出である資本金以上に借り入れ金で賄っており、その調達額が資本金の数倍であれば、当然、返済義務を負うお金ですから、利益ができてもそれは配当という形株主に還元されることなく、返済に回されていきます。利益が出ている間はいいですが、景気状況により利益が出ないと、アウトです。
従って、調達手法(返済義務を負う調達の仕方なのかどうか)などを見ます。
BS単体で見るとしたらこの二点が見るべきポイントです。
まとめ
BSの構造を理解
それぞれの項目の構成内容を押さえておきましょう。
- 構造は説明できますか ?
- 見るべきポイントは説明できますか ?
最終的には英語でBSについて説明できるようにすることです!
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stephen pong
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